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60 ※本番
「え? ふぇ? え?」
訳のわからないような声を上げている結衣人。
「え? ぁ……何?」
「もしかして、結衣人さん……僕のが結衣人さんの中に入っている事、気付いてないんですかね? では、教えて上げましょうか?」
そう言って、都春は結衣人の太もも辺りを掴み思いっきり上げるのだ。 そうする事で都春が中に入ったままの状態で結衣人が見える位置にまで持って行く。
「え? あ……」
と急に顔を真っ赤にさせる結衣人。
「ふふ……そういう事ですよ。 しっかり見て下さいね。 結衣人さんの中の僕のがしっかりと入ってる所をね……。 結衣人さんは、これから、男の人のモノをココにしっかりと咥え込む事が多くてなるんですから。 今のしっかり見ておいた方がいいと思いますよ。 で、僕が腰を動かし始めると……」
中に入っているローションが水音を響かせ、部屋内にはくちゅうくちゅうという音が聞こえて来るのだ。
都春がゆっくりと腰を動かしているからなのか、ゆっくりとした水音なのだが、都春が腰を激しく動かし始めると、次第にくちゅんくちゅんという音へと変わる。
「ぁあん! やぁん! はぁああああん!」
都春が腰を動かす度にリズム良く声を上げる結衣人。
きっと中にある気持ちいいポイントを都春は突いてくれているのであろう。
「いやぁああん! もう、無理無理!」
首を振りながら結衣人は背中を逸らし始める。
「無理じゃないですからぁ! 僕だって、はぁ……はぁ……もう、我慢してるんですからねぇ……もうちょっと頑張って下さいよー。 はぁああ……ふぅ……結衣人さんって初めてっていうだけありますよねぇ……ホント、気持ちいいぃい!」
既に荒い呼吸をし始めている都春なのだが、それでもまだ余裕がありそうな感じだ。 そして額からは汗が滲み時たまそれを拭う姿は画になるのだから。
「ぁあん! もう、分かりましたからぁああ! やぁん! もうっ! 気持ちいいのは、ホントに分かりましたからぁああ!」
そう懇願するかのように同じ言葉を繰り返す結衣人。
「もうちょっとだけ、頑張ってもらえませんか?」
そう言うと、都春の方だって限界なのにも関わらず、力を入れて腰を動かすと、更に奥へと腰を進ませたようだ。
「ぁあああん!」
それと同時に結衣人の背中がしなる。
「この中にある気持ちいいポイントも重要ですけど、更に奥の方が気持ち良かったりするんですよねぇ。 どうですか? 奥の方が気持ちいいでしょう?」
「ん、んん……んん! やぁあん……」
「聞かなくても声がそう言ってますもんね。 ふふ……これで、結衣人さんは完全なネコになれたっていう訳になりますね」
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