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 流石に畳の上ではそんな体位では辛いだろう。  一旦、タオルを敷くと、その上へと再びうつ伏せの状態になる未来。 「じゃあ、未来、中に入れて行くよ……」 「あ、ああ……うん……だけど、イきたくなったら、四つん這いになるからね」 「でも、どうなんだろうね? だってさ、今日は王様ゲームだから、王様の命令を聞かないとなんだろ? なら、未来のを僕の中に挿れる前にイってもいいもんなのかな?」  その来未からの質問に、未来と来未は来夢の方へと視線を向けるのだ。 「へ?」  そこに自分の方へと視線を向けられ、来夢は自分の事を指差す。 その来夢の行動に二人同時に頷くのだった。 「あ、ああ……そういう事ね」  いきなりそう振られるとは思ってなかった来夢。 一瞬は戸惑ったものの、咳払いをし、 「じゃあ、僕がストップっていうまで、二人共イかずに交代するっていうのはどう?」  その来夢の言葉に二人方は視線を合わせると、 「うん! 分かった!」  そう二人は返事をするのだ。  そこから来未の方は未来の中にローションを容器の先端部分から中へと挿し入れて行くと、たっぷりとローションを中へと注ぎ込む。 そしてローション容器を抜くと、たっぷりとローションが入った中に指を入れるのだった。 「うふふ……中にたっぷりとローションが入ったね。 だって、中でグチュグチュって言ってるもん」 「ぅうん……」  来未の言葉に返事だか気持ちいい時に出る声だかを出す未来。 「すっごい、いいよ。 未来……」  挿れる時というのは、こうタチモードに入るのか、来未の方は未来に向かいそう言うと、 「指二本も楽々って訳だ……。 こうやって、人差し指と薬指を使ってココを広げて、中指を入れて中にある気持ちいいポイントを中指で弾くと……」 「ぁああああん!」 「そう、未来はいい声を上げるんだよねぇ……」  本当に未来の方は気持ち良くなって来たのか、それとももう腰を上げないと我慢出来なくなって来てしまったのか、未来の腰だけが上がって来ていて、そこでくねくねと腰までも動いて来ていた。 「未来は、もうそんな腰の動きして、本当に気持ちいいんだね……もっともっとねだるように腰動かしてごらん……。 しかも、今日は沢山の人に見られているから余計に気持ちいいんだろ? そうそう! 今日は色んな人に見られているのだから、いつも以上に気持ち良くなってるんじゃないのかな?」 「ぁん! そう……なんか、人に見られていると……ぁ……いつも以上に気持ちいいかも……」  そこにクスリとする来未。 「だけど、だめぇ……これ以上気持ち良くなっちゃったら、ぅううん!」  そこで武者震いをする来未。 「イっちゃうからぁああ!」

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