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「ん……ぁん……いいねぇ」  声を上げるのは来未だったりする。  そりゃそうだろう。 こういう行為をしている時というのは、挿れる側も気持ちいいもんなのだから、そう甘ったるい声が出てもおかしくはないのだから。  ただ普通のタチの人間はあまり声を出さない方が多いのかもしれない。  だけど声を出して行った方が気持ちいいというもんだろう。  ジェットコースターに乗った時だって声を出さないより出した方が気持ちいいのだから。 「ふぁ……ん……未来……」  来未だって負けていない位甘い声を放つのだ。 「来未……」  そう二人でお互いの名前を呼ぶと、未来の方は腰を動かし始める。 「ぁ……急にっ!」 「動いちゃ、マズい?」  怪しげな笑みを浮かべる未来。 そう急に豹変するのだ。 「凄いねぇ……来未の中、グチュグチュって言ってる……もう、奥を突いて良かったんだったよね?」 「え? あ、ぅん……いい、よ……」  そう再び甘い声で答える来未。 「うふふ……未来のだって、僕の中で……十分にカチカチなんだけどぉお……」  来未の方はまだ余裕があるのか、そんな事を言うのだ。 「そりゃ、そうでしょー。 だって、来未の中に入る為にこんなになったんだからねぇ……」  そう言う来未の方も返すのだった。  双子だから言いたい事は言える。 だからこんな会話が成り立つのであろう。 しかも楽しそうなのだから。 「ほらほら、行くよぉおお!」  そう言った瞬間だっただろうか、 「ぁあああ!」  そう来未から聞こえて来たのだから。 「そこっ! そこぉおお!」 「だよねぇ……」  クスクスとしているのは未来だ。 「来未はココを何回も突くと……」  来未の方はクスクスとしながら何回も中にある気持ちいいポイントを突くのだった。 「ぁ……ぁああん! はぁん!」 「体も色々な所が痙攣してて、ホント、来未って可愛いぃいい! 寧ろ、僕の方がイきたくなっちゃうかも……。 来未の方はイかない方がいいのかもしれないけど、僕の方はイっても問題ないよねぇ? はぁ……はぁ……」  それだけ動いているのだから息も切れて来るっていうもんだろう。 「も、もう……来未の中……ぁ……気持ちいいんっ……だからっ!」  未来の方は腰を激しく動かし始め、来未の奥を突き続けるのだ。 「やぁん! ぁん! はぁああん!」  未来が動く度に来未は突かれる度に声を上げているようにも思える。 「もう! もう! ダメぇ! だってぇええ!」 「うふふ……でもさ、来未の場合には、まだ、僕の中に挿れてないんだから、イけないだろ? だけど、僕の方は、もう、イく事が出来るんだけどねぇ……」  もう先に挿れてしまっている未来の方はかなり気楽なのであろう。 そう来未に煽っているのだから。

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