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R18★恥ずかしい、好き、でも恥ずかしい
それまで苦悩していた分、どれだけ髪に頬に触れどれだけキスをしても、少しも足りなかった。
触れているうちに当然のようにもっと欲しくなり、澄伽の耳元、
「澄伽、エッチしたいんだけど」
と囁く。
もじもじと恥じらう様が可愛い。
ああ、恋人とのセックスってこういうのも込みでいいものなのか。
「……いいよ。おれね、遊司郎さんのこと好きかなって思ってから、他の人としてない」
「マジ?俺も、もう澄伽以外抱けない。もうほんと、澄伽だけ」
風呂の湯が溜まる時間を待てるほどに気持ちの余裕がなかった。
せめて一緒にシャワーを、と提案したが、
「……お尻キレイにするとこは見られたくない……」
とそこは澄伽が譲らなかった。そこはプライドも羞恥も捨てきれないところだろうから仕方ないので、その作業が終わったら俺も浴室に入れてもらうことにした。
いつでも呼んでくださいとばかりにみっともなく全裸で待っていると、浴室の扉が少し開き、恥じらった様子の澄伽が俺に声をかける。
「もういいよ」
扉が壊れんばかりにバンと開きバンと閉める。澄伽は俺の勢いにやや驚いている。
「あぁ~澄伽ぁ~」
一糸まとわぬ姿の澄伽が目の前に。
しっとりと潤いながらも水分を弾く若い素肌。
堪らず後ろから抱き締めた。
顎をすくい上げ濡れた唇に口づけ、湿り気を帯びた髪に頬ずりする。
「あッ、もぉ……ここじゃやだぁ……」
「ここじゃしないよ、ローション持ってきてないもん。ちょっと触るだけ」
綺麗なうなじに唇を寄せ、左手をするすると澄伽の胸元に這わせた。
「うぁ……やッ、あ……!」
まだやわらかな乳首を指先で軽くくすぐる。
「んッ、ん、ん~……」
「気持ちい?」
澄伽は恥じらっているのか、俯いて答えない。
ワンナイトのつもりで彼を抱いたあの夜は、もっと大胆だった。『おっぱい気持ちイイ』と啼いていた。
それだけ、今は俺を恋人として意識してくれている証拠だろう。
「はァ……や、う、だめ……」
それでも啼かせたくなるのがオトコの性(さが)だ。こんなに愛らしい恋人ならなおさら。
少しずつ硬くなってきている乳首を弄る指はそのままに、もう片手を澄伽の下半身に伸ばす。
「ひッ!まってぇ、そっちはだめぇ……!」
「だめじゃないでしょ?なんで?なんでもうこっちも硬くなってんの?」
相変わらず可愛いチンコは、俺の手にすっぽりと収まった。そのままゆっくりと扱いてやる。
「ああぁ……んぁ、うぁ……は、ふ、あぁ……うぅ~……」
浴室内に、出しっぱなしのシャワーの水音と澄伽の熱っぽいため息が充満する。
赤く熟れた乳首を少しだけ強めに摘み上げると、
「ふアァ!」
いよいよ甲高く喘いだ。
艶めかしい本性を現し始めた澄伽の身体は、俺から逃げるように壁に縋っていて、俺はそれを好都合とばかりに後ろから囲い責めたてた。
チンコを擦られるのが嫌だと逃げながら、なぜだか腰を揺らめかせこちらに下半身を擦(なす)りつけてくる。
「澄伽、ケツ、俺のチンコに押しつけてる?」
「ち、ちぁう……」
「わかる?俺のもすっごい勃ってんの」
こちらからも割れ目に怒張を押し当ててやる。
「あ……すごい……」
澄伽がうっとりとした声をあげ油断した隙に、責め苦を激しくする。
「うぁ、まって、だめぇ……やだ、やだ、やだぁ……!」
「やだ?」
「ンン……だって……でちゃうから……」
恥じらう声色についに堪らなくなった。
扱く手を速めながら、コリコリと熟れきってしまっている乳首を引っかき押しつぶし捻りあげる。
「やぁだぁ~!イく、イく……!イっちゃうぅ……!」
半分泣きわめくような、でもたしかに快楽に溺れた嬌声。
「澄伽、かわいい」
耳に吹き込んでやった。途端、
「くうぅッ……ふ、う、ンンンぅ!……あぁ……あぁ……あ……」
澄伽の全身からくったり力が抜け、浴室の白い壁が同じ色に汚れていた。
濡れた床で滑らないようにしっかり身体を支えてやる。
「上手にイけたじゃん」
「もぉやだぁ……」
「嫌?……続き、ベッドでしたい」
やわらかく唇を食んでやる。
澄伽は唇ですら感じてしまうのは、初めて会った夜に知った。
「する……」
一夜限りの相手にセックスの相手として求められるのと、愛おしい恋人に望まれるのはまるで違うなと感じた。澄伽の少しむくれた表情だけで心が満たされる。
いそいそと身体を洗い、澄伽を初めて自分の寝室に招き入れた。
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