「なんか、今日しつこいね···」 「あ？」 「ううん、なんでもない、ごめん。」 裸のまま抱き合って目の前にあった燈人の肩に軽く噛み付いた。 「噛むなって言っただろ」 「いいじゃん、痛くないでしょ」 「さっきは痛かった」 「さっきは割と本気だったからね」 ついた歯型のところを舐めるとくすぐったいとクスクス笑う。 「やめろよ」 「んー」 やめろって言われてもやめなかったからか腰を撫でられた。行為は終わったばかりだったから敏感になってる体、それをされると小さく声が出て震えた。 「んっ」 「まだ抜けねえのかよ」 「···みたいだから、それやめて」 「ならお前もやめろ」 舐めるのも噛むのをやめて大人しくしてると顔に何度もキスが降ってくる。 「好きだよ」 「ああ」 「燈人は言ってくれないの？」 「···好きだ」 嬉しくなって強く抱きつくと抱きしめ返してくれる。それが何より幸せだった。