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第103話

引っ越しってことで1度家に帰り、荷物を片付ける事に。それには何故か燈人もついてきた。 ぐちゃぐちゃになったままの布団。脱ぎ捨ててる服。それを見て燈人が俺の頭をがしりと掴む。 「片付けってのはな、こまめにしねえとやらなくなるんだ、わかるか?」 「···はい」 「まだ大丈夫とか無いんだよ。汚れたらその時にやっちまった片付けねえと。だ。」 「片付けます···」 へ、っと顔を歪ませ笑う。手を離した燈人にはい片付ける。と脱ぎ捨ててる服を指差された。 それを取ってとりあえず洗濯機にぶち込む。他に何か洗濯物なかったっけ?と家の中を無駄にウロウロしてから洗濯機の開始ボタンをピッと押した。 「おい、お前これ」 「あー!ちょっとやめてよー!」 リビングに帰ると燈人が俺にDVDを見せてくる。それはすごく見覚えのあるやつでダメダメって燈人の手から奪い取った。 「AVくらい誰でも見るでしょー?」 「···俺と会ってからそれ見てたのか?」 「あ、えっと、多分無いと思うけど···」 「多分?」 あれ、怒らせちゃった?大股で寄ってきてガシリと手を掴まれる。そのままソファーまで連れて行かれて押し倒されたかと思うと、荒々しいキスをされた。 「っ、ちょ、ん、」 「多分って言うことは、見たかも知れねえんだよな?」 「え、何?AVに嫉妬してるの?」 ガブッと肩を噛まれる。痛くて眉を寄せると眉間にチュッと優しくキスを落とされた。 「とりあえず、そこどいて」 「あ?」 「···い、っ、や、待ってやめてっ」 服の上から乳首をキュッキュッて摘まれる。ダメダメって身を捩りその手から逃げるのに腰を膝で押さえられてそれが出来ない。 「片付け、しないと···っ」 「あ?」 「片付け!」 「ふーん、ここ、勃たせといて?」 「うるさい!退いて!」 軽く立ち上がってる俺のペニスを落ち着かせるために燈人に退いてもらって、ソファーに座り萎えるようなことを考える。───···のに 「裏筋を舌で強めに舐め上げられるの好きだよな。」 「や、めてよ···」 「お前すぐに勃たせてイっちまうもんなぁ?」 「っ、ふ···」 燈人の言葉がその気持ちよさを思い出させてきて俺の物はもっと元気になってしまう。 「も、燈人ぃ···」 「でもお前、片付けするんだもんな。やってやろうと思ったけどできねえな」 「ん、ぅ···っ」 背中を丸めて我慢してると燈人が俺の耳をペロリ舐める。 「な、早く片付けしろよ」 「···い、じわるだな、本当」 「それともあれか?ここ勃たせたままじゃできねえか?」 軽くそこに触れられて体は大げさに震えた。ジワリと涙が目に滲むけど絶対に燈人に負けないんだからとゆっくり立ち上がる。 「片付け、するし。この家にいる間俺の半径1メートル以内に入ってこないで!」 「はいはい」 はぁ、って深く息を吐いた。

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