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第135話
なんのアクションも起きないまま3日が過ぎて「暇だなぁ」と燈人に愚痴を零すくらいには時間が有り余っていた。
「俺は暇じゃねえ」
「あっそ。」
そう言って地べたに座りローテーブルにパソコンを置いてカタカタしてる燈人の膝に頭を乗せる。
「ね、フェラしてあげよっか」
「は?何だよ突然」
「暇だし」
燈人の中心に顔を寄せると眉を寄せて俺をそこから離させた。
「えー?」
「えーじゃねえよ、俺は暇じゃないって今言ったろ」
「じゃあ暇な俺は親父さんのところに行ってくる」
「···だめだ、ここにいろ」
距離をとったくせに俺の頭をよしよしと撫でる燈人。これはなんか、照れるというか、なんていうか···。
「じゃあちょっとだけ構ってくれる?」
「ああ」
パソコンから目を離した燈人の膝の上に跨り、向かい合うようにした。数秒目がカチリと合ってふっと燈人の表情が柔らかくなったと同時、触れるだけのキスをした。
「前にさ、お前を鎖で繋いで部屋からでれないように···って言ってたろ」
「あー、うん」
「それ、今でも変わってねえから。お前がどっかに行こうもんなら本当にそうしてやる」
「何急に。俺がどこかに行きそうで怖いの?」
「いや、なんとなく。言っておこうと思ってな」
「ふーん」
俺が自らの意思で燈人と離れようと思うことはこの先きっとないよ。そういう気持ちを込めて燈人に向かいニコリと笑うと燈人も笑ってまた触れるだけのキスをした。
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