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第203話 R18
架月がお風呂から上がって俺もーと、お風呂に入る。
先に全部洗ってしまって浴槽に入った。温かいお湯は俺を眠くさせるのには十分で目を閉じると何故だかとても寂しく思ってしまう。
寂しさを紛らすように軽く首を振った。
濡れた髪の水滴がパラパラと飛ぶ。はぁ、と息を吐くと急に体がずしっと重たくなるように動かなくなって、ああこれは、もう寝ちゃいそうだ。
「起きなきゃ···」
目を開けて体を動かしお風呂から出る。
タオルで体を拭いて服を着て、リビングに出ると双子はお酒を開けてガブガブと飲んでいた。
「ちょっと、二人とも高校生でしょ。あんまり飲んじゃ体に悪いよ」
「んー」
そう言いながらソファーに座るとすり寄ってきた双子。太陽は酒に弱いのか既に寝そうになっていてトントンと背中を撫でてあげていると眠ってしまった。
面倒だなぁって正直思ったけどベッドに運んで布団をかけてあげる。
それからリビングに戻ってまだ起きてる架月に「架月も飲みすぎないで」と一言言うと「あのさー」と何がおかしいのかクスクス笑いながら話だした。
「太陽、寝たし、二人でイチャイチャしよー?」
「ちょっと···架月何で勃ってんの···」
「わかんなーい、真守見てたら勃った!」
俺の太ももにそれを押し付けてきて小さく息を吐いた。
「抱いてぇ」
「あのねぇ···」
「お願いー」
触れるだけのキスをしてきた架月にまあいっか。とそれに応えて俺もキスを返した。けど思い出したのは今朝のこと。ヤった後の証拠を全て隠してたなぁ。
「架月、ここじゃ汚れるし、ベッドは太陽が寝てるから使えないんだけど」
「んー···風呂、お風呂でいいじゃん···」
「はいはい」
架月を連れてさっきまでいた風呂場に行って着ていた服を脱がせた。
風呂場の椅子に座った俺の膝の上に、向かい合わせで座ってきた架月と何度もキスを繰り返す。
モジモジと動いてモノを擦り付けてくる架月にクスクス笑いながら、先走りでヌルヌルと濡れて勃ちあがっているそれに触れる。
「ん、ぅ···」
気持ちよさそうに目を蕩けさせて俺の腕を掴む。はぁ、と荒い息を吐き身体をビクビク震わせる架月が可愛くて首筋に舌を這わせた。
久しぶりに抱く側だからうまくできるかなぁーとか色々考えながらも手は止めないで少しだけ足を開く。
俺が足を開くことで同じように足を開かされた架月。秘所にトントンと触れ濡れた指を架月が力を抜いた所でクッと中に挿れると痛かったのか耳元で架月が息を詰めて強く抱きついてくる。この様子だと架月は初めて抱かれるのかもしれない。
「初めてなんでしょ、ゆっくり息吐いて」
「ま、って······」
「待つよ、大丈夫」
空いている手で背中を撫でそのまま待ってるとウネウネと中が動き出してゆっくりとまた奥に指を進めていく。
「痛くない?」
「う、ん···っ、はぁ···っぁ」
とりあえず前を触りながら前立腺を見つけようと指を動かす。前を触ってることで圧迫感が薄れてるみたいで幾分が動かしやすくなった。
「あ、や···それやだっ、ぁ···ぁんっ、うぅ···」
「大丈夫、怖くないからね」
中にある痼を見つけて撫でるように触れる。初めは変な感覚しかしないだろうけど、何度かしてればここもちゃんと感じられるようになる。
キスをして気を紛らわせてやろうとすると「早、くぅ···」と涙に濡れた目が俺を見た。
「慣らさないと痛いよ。だからもうちょっと待って」
「あ、じゃ、早くして、早くっ」
指を増やし奥でイけたら最高なんだよねぇと奥の感度も確かめるようにそこを軽く突くと、キュゥッと架月の喉がなって背中が反れた。架月はどうやら初めから奥が感じるらしい。
「うーん、もういいかなぁ」
十分に解れたそこ、架月も早くしてくれって泣き出したし。いつの間にか勃ちあがってるそれをさっきまで指が入ってたそこに宛てがうと架月は息を詰める。
「このまま入れる?でもそしたら架月がしんどいかも···うーん······あ!」
思いついて架月を立たせ壁に手をつけさせる。
前後に足を開かせ、少しだけ前屈みになった架月に「痛かったらいいなよ」と言ってゆっくり中に挿入を始めた。
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