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第204話

「あ、あ、っ!」 「息詰めないで、ゆっくり呼吸してごらん」 俺の言った通りに動く架月は可愛くて仕方ない。前を触りながらゆっくりゆっくり奥に進む。全部が入った頃には架月は疲れてしまったみたいで肩で荒く息をした。 「動くよ?」 「や、やだ···待って···」 「体勢キツい?座ろっか?」 コクコク頷いた架月。繋がったまま架月を抱き上げて椅子に座ると更に奥に俺のが当たったみたいで声を漏らし小さく震える。 「痛くない?」 「んっ」 「そのままね」 架月の足を左右に開きちょうど膝のところを掴み軽く浮かせて律動すると涙を流して声を上げる。 「ひゃ、やっぁあっ!!やだ、奥やだっ!」 そう言って俺の腕を掴んでくる架月。それから「顔が見たい」と恋人に言うべきな台詞を言ってきて、1度ペニスを抜き、架月をクルリと反転させる。 お互いの顔が見えてふふっと笑い、また中に挿入しては、奥が嫌だと言っていた架月に構わず奥を突くと背中を仰け反らせてイってしまった。 中だけでイけたのも、もともと奥が感じたりも···架月ってすごい素質があるんじゃない?とクスクス笑いが止まらない。 「う、ごかな···で···」 「大丈夫だよ」 初めての子にそんな無茶させたくないし。けど俺も締められるとクッと息を詰めてまた無茶苦茶に犯したくなっちゃう。その衝動を堪えるのに必死で気を使うこともいつもよりできてないと思う。 「ゆっくりね」 トントン、と奥をついて軽くだけれど何度も刺激をする。 口を開けたまま閉じられなくなって体に力が入らないのか俺にされるがままになってる。 「あ···ぁぅ···っ、まも、る、まもる···き、もち···っ」 「じゃあもっと気持ちよくなろ」 ゆっくり優しく突いていたけどその動きを激しくすると目を白黒させてダメダメ、と、何度も何度も泣き叫ぶように言う。架月の目から溢れる涙が止まらない。 暫くして同時にイった時、あ、ゴムしてなかったやーと笑って中に出した欲を掻き出した。それにさえ反応するよう架月が可愛くて額にキスを落とすとゆっくり目を閉じていく。 「眠い?」 「う、ん」 「どこか辛いところある?」 「ない···」 かろうじて聞き取れる声の大きさ。 体を洗ってあげて風呂から上がり服を着せると架月が俺に抱きついたまま離れなくなった。 「何か飲む?」 「ん···」 「眠いなら何か飲んでから寝なよ」 コクリ、頷いた架月は動きたくない様だから抱っこしてリビングのソファーに連れて行って座らせた。 「何飲む?」 「お茶」 「わかった、ちょっと待っててね」 まだ濡れてる架月の髪を撫でてキッチンに行く。他人の家の冷蔵庫を勝手に開けるのは気がひけるから「失礼します」と言ってから開けてお茶をとった。 「ほら、お茶。」 「飲ませて、眠たい···」 「飲むくらいできるでしょ?」 「やだ」 そう言って寝転んでしまった架月。寝転んだままコップに入ったお茶は飲めないし···。溜息をついてお茶を口に含み架月にキスをしてそれを注ぐ。 「んー···もっと」 「起きなよ」 「いいじゃん、キスも、セックスもしたんだし、それくらい」 「···はぁ」 こんなはずじゃなかったんだけどなぁ。 もう一度同じことを繰り返すと満足したらしい。 それから架月も俺もさっさと髪を乾かしてひいた布団に横になる。 横になって少ししたら架月の寝息が聞こえてきて疲れてたんだなぁ、って他人事のように思った。

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