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第226話
考えることが面倒になってきてしまって、ソファーに伸びをしながら横になって軽く2、3回瞬きするとやけに眠たくなってきて、抗うことなく目を閉じる。
ちゃんとお昼頃には起きるから···なんて誰にともなくそう言って眠りに落ちた。
嫌な···ううん、少し冷たい夢を見た。
里さんらしき人が俺の前にいて悲しそうな顔で笑ってる。
「私にはそれが出来なかった」
と頬に涙を流す。
「燈人を幸せにしてあげて」
そう聞こえた声は微かに揺れていて俺も何故か寂しく、そして悲しくなったのを覚えてる。
「───···あれ、なんで泣いてんの、俺」
目を覚ました時にはそんな夢も忘れてしまっていたけれど。
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