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第229話
ゲームに夢中になっていると玄関がガチャっと開く音がした。
燈人だ!と思って玄関の方に向かうと靴を脱いでる燈人がいて「おかえり!」と声をかけると顔を上げて小さく笑いながら「ただいま」と返事をしてくれた。
「すぐご飯食べる?」
「ああ、腹減った」
「じゃあすぐ用意するね!」
ああそうだ、忘れちゃいけない。
実はさっきゲームをしている時に思い出した。
燈人が動かない俺を不思議そうに眺めてる。気を抜いてる今だ!って燈人の襟首を軽く引っ張って唇にキスをした。
「どう?この出迎えの仕方!」
「···そうだな」
「興奮する?新婚さんみたいで」
「ああ」
ニヤッと口角を上げた燈人。俺の腰に腕を回してきて燈人からもキスをしてきた。
「他にもね、裸エプロンとかさ、いろいろ考えたんだよ」
「それはそれで見てみたいけどな。」
「嘘だ。だって俺、自分のそんな姿想像したら気持ち悪くて仕方なかったよ」
「俺はそんなお前も好きだけどな」
やっぱり、最近の燈人のデレ方は異常だ。
そしてそんな燈人にキュンキュンしてしまった俺はもう1度だけ燈人にキスをした。
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