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第29話 シたいこと★

 あー、なんかふわふわする。  ワイン、アルコール強いからかな。もしかしたら俺、すげー酔ってるかも。  俺は床に座り込み、シュウさんを見上げた。  シュウさんに座るように言われてそれで、今の格好になったんだっけな。  さっきの事のはずなのにもう記憶がはっきりしない。  シュウさんと視線が絡むだけで、身体の体温が上がっていく気がする。  Domの目って特殊な力でももってんのか?  シュウさんの目を見ていると俺はもっと欲しくなってしまう。  やべえ、早く欲しい……  俺は自分からシュウさんの股の間に顔を埋めて、綿パンのファスナーを下ろしてペニスを引きずり出す。  そして、それを口に含んだ。最初は萎えていたそれは俺の口の中で膨らんでくる。  俺は上目遣いにシュウさんの反応を見ながらなら、首を動かした。  この人あんまり表情変えないからわかりにくいんだよなぁ……  見た感じ、涼しい顔をして俺を見下ろしている。 「そんなにされたら口の中に出しちゃうよ」  そう告げて、彼は俺の頭を撫でた。  あー、撫でられるの気持ちいい。  口の中のペニスから先走りが出始めて俺の口の中にひろがっていく。  苦い……けどはもっと喜んでほしくて、俺は首の動きを早めていった。 「んふ……んン……」 「大丈夫、漣? 苦しくない?」    少し焦ったような声が響く。あれ、こんな声出す人だったっけ?  ちょっと苦しいかも。けど、無理じゃない。  口の奥まで先端をくわえこみ裏筋に舌を這わせていると、シュウさんが吐息を漏らした気がした。  俺が首を動かすたびに、じゅぷじゅぷという水音がすごくイヤらしく聞こえてくる。  あー……舐めながら俺のもでっかくなってきてるかも……  俺は穿いているジーパンのファスナーをおろし、下着の隙間からペニスを引きずり出して自分で扱いた。  俺のペニスからも先走りが溢れだしてきて、俺の手を濡らす。  もっと欲しい。  やばい、後ろの穴までひくついてきてる気がする。  そういえば玩具は持ってきたんだっけ……? あれ、思い出せねえ……   「漣、舐めるのうまくなったね」  上ずった声で言ったシュウさんのペニスは、どくどくと脈打っているような気がした。  もしかしてイきそうなのか?  俺はもっと褒められたいと、首の動きを早めていく。 「そんなにされたら……口の中に出るよ?」  そう言いながらも、シュウさんは俺の頭を両手で掴み、深くペニスを押し込んでくる。  俺は自分のペニスを扱きながらシュウさんの射精を促そうと懸命に舌を動かした。 「出そう……」  余裕のない声が響き、ペニスが大きく膨らんだかと思うと口の中に独特の匂いと味がする液体が広がっていった。  ……あ、イッたんだ……  俺は射精が終わるまで口をすぼめ、飲み込まないよう、口の中に精液を溜めていく。  そしてペニスから口を離すと、シュウさんの方を見上げて口を開いて見せてから精液をごくり、と飲み込んだ。   「漣、無理してない?」    荒い息を繰り返しながらシュウさんは言い、俺の頭を優しく撫でてくる。  無理……してることなんて、多分ない。  そういえば、舐めたことはあっても口の中に出されたの初めてかも……?  酔ってるからかな。あんまり気になんなかった。  俺は唇を拭い、首を横に振って言った。 「だいじょーぶ、です」  言いながら欠伸が出てしまう。  あーやばい、眠くなってきたかも……  俺はシュウさんの太ももに頭をもたれ、また欠伸をする。 「……漣、君……?」  なんだろう、シュウさんの声が遠くに聞こえる。  俺、酒飲むと眠くなる?  あーもう無理、身体重いし……超眠い。  俺の視界を暗闇が包みそして、そのまま眠りの世界におちていった。  あー……眠い。  なんか慣れない匂いがするけど……なんだっけ……  俺、レポート提出してそれで…… 「……あ……」  目を開き俺は辺りを見回す。  見慣れない部屋と匂いに、ここがどこなのか思い出すのに時間がかかった。  そうだ、俺……秋星さんの部屋にいるんだった。  ……ってあれ? 「あぁ、起きた?」  頭の上から声が降ってくる。  顔を上げるとそこにはスマホを片手に持っているシュウさんが、俺を見下ろしていた。  シュウさんはソファーに座ってて……俺は、彼の膝を枕に眠っていたらしい。 「俺……」 「酔うと甘えて眠くなるなんて、面白いね」  と言い、彼はスマホをソファーにそっと置いた。  甘えて……眠くなる……?  言われてみればそうかもしれない。そもそもそんなに飲むことねえから分かんねえよ…… 「す、すみません」  言いつつも、俺は身体を起こしてシュウさんの膝から離れる。  ぜってー重かったよな……つうか、変な姿勢で寝たから身体痛いかもしれねえ。 「寝てたの一時間くらいだから大丈夫だよ。まあ、このまま起きなかったらどうしようかって思ったけどね」  と言い、シュウさんは笑う。  良かった、そんなに時間経ってなくて。 「頭痛いとかない?」 「え? あー……うん、大丈夫、です」  まだちょっとふわふわするけど、頭痛とかはない。だけど口の中が変な感じする。  何したんだっけ……? 「とりあえずお風呂に入ろうか?」 「あ、はい」  俺は立ち上がり、その時穿いてるジーパンのファスナーが開いたままであることに気が付いた。  しかも、ペニスがはみ出している。  やべえ……なんか思い出した。俺、確かフェラしながら自分で扱いて……それで、口の中に出されて飲んだんだ。  寝る前に何をしたのか記憶が鮮明になってきて恥ずかしくなり、俺は風呂場へと向かいつつ慌ててファスナーを上げた。

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