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第15話 クリスマス※

優が気持ちを伝えてくれた。遠距離だから小まめに連絡を取りながら過ごすのは、寂しく思う時もあるけれど、それでもお互いに想い合える人がいるのは幸せなことだと思う。 僕は、会えない分電話で声を聞くようにしてる。今日も、バイトの帰り。家に着くまでの道のりを電話で話すのだ。 「優。クリスマスだけど予定はどうなってる?やっぱりバイト入ってる?」 「いや、たまたま恋人いないからクリスマスはバイトに入りたいってやつが結構いてさ、俺は入らずに済んだから休み。亮太は?」 「僕も年末年始どうしても休みたいって人が多くて、年末年始出る代わりにクリスマスは休みになったよ」 「…じゃあ、会えるなぁ」 「うん!今度は僕が行くよ。年末年始帰れないから一度実家にも顔出したいしさ。いい?」 「あぁ、待ってる」 24.25.26が休みになった。23のバイトが終わったその足で最終の新幹線に乗った。 家族とは24の夕方まで過ごし、その後、優の家へ向かった。 「遅くなってごめんね。ご飯食べた?」 「あぁ、食べたよ」 「それなら良かった」 「亮太、来て」 手を繋いで引いていく、あの、大きなソファーに座り後ろから抱きしめられた。優は、頭や、首元に顔を埋めスーッと亮太の匂いを身体に入れる。時折、チュッチュッっと音がし、くすぐったさに亮太は身を捩る。 「優、、くすぐったいからっ。しかも、匂い嗅がないで!恥ずかしいんだから」 「嫌だ」 「もぅ、くすぐったいって」 「じゃあ、キスして」 「何でそーなるの!」 「してくれないならやめない。スーー」 「吸いすぎだって。分かったから。キスしよ…?」 「ちょっと、激しい奴お願い」 「え、激しいって分かんないよ///」 「いつも、俺しか舌出してない…亮太も舌出して」 「頑張ってみる///」 いつも、優がしてくれるキスを思い出して、思い切って舌を優の口に入れてみた。いつもは優に任せてしまって、一人で気持ちよくなることが多いので、今日は頑張ろうと思う…のだけど…やっぱり無理。テクニックが… 「優…もぅ出来ない…お願い…して…」 「ダーメ。もう少し舌出して俺の中に入れて…」 「はぁっむり…はぁっ」 「じゃあ、これ舐めて…」 優の指が二本、口の中に入ってきた…とても、興奮して口の横から涎がダラダラ落ちてることも気にせず指を必死で舐めたり吸ったり奥まで咥えたり…興奮する。すると、急に指が抜かれて抱きかかえられてベットに下ろされる。 「亮太…今日はここ触るけどいい。」 そう言いながらお尻の割れ目をなぞる。正直、かなり怖い。だけど優と、もっと繋がりたい気持ちの方が大きかった。ビクビクしながら頷く。 「服、脱ごうな」 「恥ずかしい…」 「亮太…きれいだ…」 そう言って、優は全身にキスを落とす。 「やっ、ゆうっそこは汚いからっ」 「亮太…」 後の蕾を丁寧に舐めると、優はいつの間にか出したローションを手に取り、キスをしながらゆっくり指を入れてきた。 「はっはっ、、、っつ」 「亮太、ゆっくり息して」 「はっできない…」 「大丈夫、できるよ」 再びキスをしながら進めてくる。しばらく一本の指を抜き差ししては、何かを探る。 「っんん!あっゆうっやだっそこ」 「ここ?ここか…亮太どう嫌なの?」 「っつ…クッフーッ」 「亮太、言って?どんな感じ?」 「あっ、分かんないっ!変な感じっ」 「ごめん、もう少し触らせて、、指増やすよ」 二本に増やした指をさっきのところに当てコリコリと引っ掻く。 「あーっやだやだっゆうっ怖いっんっ」 「亮太、もうやめたい?ここ、気持ちくない?」 「……んんっ気持ちっ…」 「良かった…もう少し頑張ろうな?」 指を三本に増やし入れる。圧迫感に耐えながらも時々甘い声が漏れる。透明の液がダラダラ落ちてる中心にも触れ上下に動かす。 「あっ同時はっやばいからっゆう!もぅ…そこばっかしっ…はぁっイっちゃうイっちゃうっっんん」 こんなにも感じてしまうなんて…恥ずかしさで死にたくなる…いつものように優がテキパキときれいにしてくれる。それを眺めながら、愛しくてたまらなくなる。ほとんど片付いたのか目があった。思わず手を伸ばすと握ってくれた。 「いつも僕ばっかりイかされてない?」 「亮太のイくところ見溜めして一人になった時に思い出してんの。」 「変態じゃん!」 「変態でいーんだよ。亮太のエッチなところ見るの、すげー興奮すんだよ」 「///もぅ…」 チュっ  チュっ いろんなところにキスが落ちる。

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