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バレた 7
ベッドの軋む音と結合部から漏れ聞こえる卑猥な水音に耳を塞いでしまいたかった。だが、両腕を亮雅に押さえつけられていてそれも叶わない。
「センセー何休んでんだよ。俺のもしゃぶれよ、ほら」
「う、あっ、んぐっ!?」
圭斗の動きに気を取られていると、突然前触れなく髪を鷲掴みにされ圭斗が突き上げたタイミングで堪らず開いた口の中に亮雅の猛った楔が半ば強引に捻じ込まれた。
喉の奥まで一気に突き入れられ、強烈な息苦しさと吐き気に襲われる。
「歯ァ立てんなよ」
「んん~っ!んふ……っんぐっ……」
口いっぱいに頬張りながら抗議するように睨み付けるが、亮雅は涼しい顔をしたまま怜旺の頭を両手で押さえつけ、まるでオナホールのように怜旺の頭を動かし始めた。
口の中を好き勝手に蹂躙され、息をすることすらままならない。
苦しいのに、喉の奥を突かれるたびに吐き気が込み上げて来るがそれ以上にゾクゾクと背筋が震えて身体が昂っていく。
怜旺の性器は触れられてもいないのにすっかり立ち上がり、腹に付くほどに勃ち上がっていた。
「すげ、コイツの口ん中どうなってんだよ……。女より全然良いぜ」
亮雅の先走りと唾液が混ざったものが怜旺の口から溢れて首筋を伝いシーツを濡らす。そんな事言われたって嬉しくもなんともないのに、気持ちとは裏腹に浅ましい身体は悦びに打ち震えてしまい、先端からはとめどなく蜜が滴っていた。
「はっ、どんだけ変態なんだ。ケツと口ん中犯されて感じてるとか……っ」
「んんっ、んぐ……っふ……んんっ」
圭斗の嘲笑うような声に違う、と言いたかったが口を塞がれていては反論も出来ない。せめてもの抵抗にと、亮雅の足に爪を立てたが逆に喉の奥まで深く突き刺されただけだった。
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