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知られたくない 11

「っ……く、んんっ……っお前っ、こんな、ふ……ぁ、事をして、楽しいか?」 「勿論。……すっげぇ興奮する」 圭斗は上気した顔で熱い吐息混じりに囁きながら手の動きを速めた。ぬちゅぬちゅと言う淫猥な音が耳を犯し、考えが纏まらなくなっていく。 「アンタも気持ち良いんだろ? すっげぇ腰動いてる」 「んんっ! っ、はぁっ、んっ」 圭斗の指先が尿道口に立てられ、ぐりゅっと押し込まれる。あまりの快感に下 肢が硬直し、堪らず背中が大きくしなった。 「イキたいんだろ? ほら、イケよ」 「んんっ! ふっ、んんっ……っ!」 鈴口を引っ掻くように指先が動かされ、射精を促すように根元から強く扱いてくる。 怜旺は唇を噛んで、迫りくる絶頂に耐えようとしたが、我慢すればするほど、逆にその感覚が鋭くなり、目の前がチカチカと点滅し始めた。 「ぅ、ぁっ……っ、やめっ」 「何言ってんだよ。こんなガチガチにしといて。嘘つくな」 「く、ぁっ! っ、ん、ぁあっ!!」 亀頭を親指の腹でグリッと強めに押された瞬間、怜旺の背筋を電流のような甘い痺れが駆け抜けた。ビクンと身体が激しく跳ね上がり、次の瞬間白濁とした液体が勢いよく吐き出された。 「ハハッ、すっげぇ出たな。俺の手がそんなにヨかったのかよ」 圭斗は掌で受け止めた精液を見せつけるように眼前に晒すと、ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた。 「っ……! 死ね!」 「へぇ? まだそんな余裕あんじゃん」 圭斗は目を細めると、怜旺の太腿を掴んで肩に掛けでんぐり返しのように尻を上にされた。無慈悲に折り曲げた身体は肩と首だけで支えられていてとても苦しい。

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