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ピンチ5
「ぅ、やめ……ぁあっ!」
「ふはっ! 良い反応。即効性があるってのはホントだったんだな」
「い゛ッ、あ、っひ」
乱暴に扱われる秘部に激しい痛みと熱を感じた。いきなり太い指が一気に二本突っ込まれ、何の準備もなしに掻き回され痛みと衝撃に不快感と痛みに堪えきれない声が上がる。
「く、っそ、痛ぇ……っ ちょ、まっ……」
「こら、都築。撮影止めてんじゃねぇよ、ちゃんとカメラ回せ。センセーのいいところを見逃したくねぇだろ?」
「あ、う、うん……っ」
都築が慌てふためいて返事をすると、再び怜旺の秘部にカメラが向けられ、熱を持った部分をレンズの前に晒される。
「い゛ッ、い、やめ……ろ……っ、クソが、ぁ……あっッ」
「沢山の客取ってんだろ? だったらこん位何でもねぇよな?」
卑下た笑みをうかべて怜旺の顔を覗き込んで来る。
「ほら、いいだろ? イイって言ってみろよ。こんなギュウギュウ絞め付けやがって。やっぱ淫乱だな」
「だ、誰が……っ! ぅあ、ぁ……は、ぅ、んん……っ」
根元まで埋めこんだ中指を激しく抽挿され、痛みに歯を食いしばる。だが、薬の所為で痛みだけでなく別の感覚が走って来ることに戸惑いを隠せない。
「そうそう、そうやって善がってたらいいんだよ」
「ち、ちが……っ! 善がってなんか っ くぁっ」
亮雅の言う通り、身体が熱を帯び始めた所為で抵抗の意志が弱まって行き、気を抜くと意識を持って行かれそうになる。
その隙を亮雅は見逃さず、空いた左手で胸の飾りを捏ね繰り回し始めた。
嫌だ嫌だっ! こんなのは……っ。
そう思っても薬で上昇した熱が蝕み、押し寄せる快感の波に抗えない。
「く、……ん、ぁあっ」
「ほら、センセ。素直になれよ」
「く、だらねぇ……事、言ってんじゃねぇよ……っ うぁっ!」
グチュグチュと中を掻き回していた指が一度引き抜かれたかと思うと、今度は人差し指と中指を纏めて突き入れられた。そして、先ほどよりも性急に激しく出し入れを繰り返す。
「ひぁっ、や、やめ……ッく……ふぁッ」
痛みの中に快感が混ざり始め、嫌で嫌で仕方がないのにそれに伴って嬌声が漏れそうになってしまい、悔しくて、惨めで、奥歯を噛み締めて何とかそれを堪える。
クスリの所為だとわかっていても、浅ましく感じてしまう自分の身体に心底嫌気がさす。
「ちっ、もっとイイ声で啼けよ」
「ぅく、ん……っだ、誰が、……そんな事! んんっ」
「ったく、強情だな。けど、そういう所もそそるな……。なんか、圭斗がハマんのもわかる気するわ」
スゥっと目が細められると、今度は埋めこんだ指を開くようにして入口を大きく開かされる。
「つか、こっちの具合もすっげぇ良さそうだし。これ、薬の所為だけじゃねぇだろ。ったく、マジで淫乱かよ」
「ぁ、んあッ……ふ、ざけんな……っ」
耳元で囁かれる卑猥な言葉と感触に、怜旺は首を振って拒み続ける。だが、抵抗の言葉と行動とは裏腹に、そこは既に指だけでは物足りないとばかりにヒクヒクと疼き始めている。
「はっ、ぁ、く……ぅうっ」
「嘘つけ。そんな物欲しそうな顔しておいてよく言うぜ。ぶち込んで欲しいんだろ?」
口端を上げて笑うと、亮雅がベルトを外しボトムを寛げた。
「ほぅら、センセ。しっかり味わえよ」
「ゃ、ぁあっ、んむっ! んンッ、んーっ」
反り返った男根で怜旺の頬をぺちぺちと叩くと、喉元を掴まれ、息苦しさに開いた唇に無理やり押し込まれる。
「噛むんじゃねぇぞ?噛んだらこの動画、どうなるかわかってんだろ?」
「ん、んぐっ、ん、んぅっ」
脅すような言葉を口にしながら、亮雅は腰を振って怜旺の口内を犯した。
喉の最奥まで突かれると、嘔吐感が襲ってくる。気持ち悪くて仕方が無く、息苦しさと苦痛に涙を滲ませた。
「あー、いいなコレ……口ん中も中々良いじゃん。センセーって、淫乱の上に男銜え込むのが趣味だったりするんじゃねぇ?」
「んぐっ、ぅう、ぅ……んっ」
ふざけるな! 誰がそんな真似するか! そう怒鳴ってやりたいのに、口を塞がれていてそれもままならない。
「ぶっかけてやるよ、アンタのその綺麗な顔にたっぷりと。てめぇが精液塗れの顔で泣きながらケツに咥えるとこ想像すると堪んねぇわ」
ハァハァと荒い息をしながら怜旺を見下ろす。口の中の異物は既に熱く脈打っていて、限界が近い事を物語っている。
「ちゃんと、味わえよ……。おっ、あー、ほら……イクぞ……っ」
いやだっ!そんなものを出されるくらいなら死んだ方がマシだっ!! せめてもの抵抗をしようと顔を引こうとするが頭を押さえつけられている為それもかなわない。
誰か、助けて欲しい――……。こんなのは……嫌だ!
ガンッ!
突然、霞む意識を打ち破るような大きな音が静かだった室内に響きわたった。驚いた亮雅が飛び退る。
「……っは、ゴホッ、ゴホッ……ぅ……ッ」
その反動で怜旺は床に倒れ込むと、塞がれていた気道が開かれ激しく咳き込んだ。
「な、なんだ……!?」
何が起こったか理解出来ず、亮雅が慌てて周囲を見渡し、入って来た人物を見て血相を変え、慌てて制服のファスナーを上げて必死に笑顔を取り繕う。
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