「っん……ふ……」 吐息を漏らしながら喉奥まで咥えると、たっぷりと唾液を絡ませた舌で裏筋を舐め上げて吸い付くように口を窄める。ゆっくりストロークを繰り返しながら先走りの汁を啜れば、その度に圭斗のモノが口内でビクビクと脈打った。 「っはぁ……あー、やべ……腰、抜けそ……」 興奮に上擦った圭斗の声を聞き、夢中でしゃぶっているうちに段々と自分の中にも余裕がなくなっていく。早く挿れて欲しくて仕方がなくて、つい、しゃぶりながら強請る様に見上げてしまった。 圭斗がグッと息を呑んだ。 「……誘ってんのか？」 圭斗の余裕のない声色が頭上で響き、頭を撫でてくれていた手に力が籠る。 「そうかもしんねぇ。……早く、お前と一つになりたいんだ」 「……ッ、自分が凄い殺し文句言ってんのわかって言ってんのか？」 耐えかねたように覆いかぶさって来ると、ズボンと下着を片足だけ抜き取り、怜旺の足を掴んで大きく開かせてきた。 さっきから疼いて仕方がないソコに、圭斗の育ち切った劣情が押し当てられ、怜旺はそっと圭斗の頬に触れてから囁いた。 「お前にしか言わねぇよ……。他でもない椎堂だから……抱かれるならお前がいい」 「……マジ、どんだけ煽れば気が済むんだよ……ッ」 ヘッドレストに設置してあるローションを手に取ると自分の陰茎に塗り付け濡れそぼった入口へと押し当ててくる。 その熱さと質量に自然と腰が引けそうになるが、ローションのお陰で大した抵抗もなく圭斗を呑み込んでいった。 「はぁ……、んっ、んっ」 圭斗はゆっくりと動いてくれている。身体の中を擦られる度にぞくぞくとした快感が背筋を駆け抜け、もっと強い刺激が欲しいと強請るように腸壁が蠢動する。