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我慢できない 5

「は? あっ、……ちょ、なんで出して……っ」 「悪い、我慢出来なかった。ただでさえ余裕ないのに、アンタがいきなり好きとか言い出すから」 「俺のせいかよ! 大体、お前だって散々言うくせに……っ」 「だから悪かったって。でも、全然治まんねぇし……こん位で止めるつもりはねぇから、ちゃんと最後まで付き合えよ」 申し訳なさそうにそう言うと、圭斗は怜旺の膝裏を抱えて肩にかける。そして再び覆い被さってくると一度果てたにも関わらず硬度を失っていないモノで再び抽挿を始めた。 「や……っ、待てって……っぁ!」 「待たねぇ」 「そんな……ッ」 怜旺の制止の声は聞く耳を持たず、圭斗はより深くを穿つように腰を動かす。一度達した事で余裕が出来たのか、激しい抽挿から一転ゆっくりと内壁を擦り上げるような動きに変わった。 「あ、あ……っんぅ! あふ……っ」 体内を擦られる度に怜旺の腰もビクビクと跳ね、抑えきれない嬌声が口から洩れる。 「っは……すっげぇ……。なぁ、わかるか?  俺のチンコを離すまいと絡みついてきてんの……」 「ばっ、言うんじゃねぇよ!」 圭斗の言葉に羞恥心を煽られて抗議の声を上げるが、圭斗はお構い無しに話を続ける。 「この間、抜かずに何回ヤったか覚えてるか?なんか今日はその倍はイけそうな気がする」 「……ッ、俺を殺す気か!? ひ、ぁあっ!」 悪態をつくと体内の圭斗が前立腺を掠めた。途端に視界がチカチカと明滅し、意識が飛びそうになる。 「ははっ、冗談だって。今日は時間だって限られてるし、そこまではしねぇよ……多分」 「多分って、おま、ッあぁ! あぅっ!」 「それよりほら、こっちに集中ろって」 ククッと喉で笑いながら、圭斗は怜旺の腰を抱いて、位置を変え小刻みにそこばかりを狙って突いてくる。

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