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我慢できない 6

「んぁっあっ、あぅッ!」 執拗に責め立てられて、怜旺は堪らず身体を反らせ、ピンと伸びたつま先がシーツの上を滑った。 「ここだろ?」 「あっあ、やっ、それ、だめ……だっ!」 そのまま同じ場所を攻め続ければ、怜旺は快楽の波に攫われそうになっているのか髪を振り乱しながらイヤイヤと首を振る。その様子を見て圭斗は口の端を上げた。 「は……っ、そんなエロイ顔で駄目って言われても全然説得力ねぇよ」 「っあ、あっやッ、待……っ、こんなの、おかしくなる……ッ」 「なっちまえよ。俺しか見てねぇだろ?」 執拗にその一点を責められて、怜旺はガクガクと身体を痙攣させながら圭斗にしがみついた。もう、自分では何を言っているのかもわからないくらいに冷静ではいられず、怜旺の口からは甘ったるい嬌声がひっきりなしに漏れ続ける。 「あ、あっも……無理ッ! あぁいく、イく……ッ!」 一際大きな声で叫ぶと怜旺は全身を痙攣させ絶頂を迎えた。しかし圭斗は動きを止める事はなく、そのまま抽挿を続ける。 「あ、ぅう……っ! イッてるっ、もう、イってるから……! け、圭、と……ッ、もうやめ……っ」 敏感になっている最中にも抽挿を繰り返されて気が狂いそうだ。制止の言葉とは裏腹に身体は従順に快楽を拾い上げていく。それと同時に体内の圭斗を締め付けてしまい、圭斗が軽く息を詰めた。 「あっ、また、……むり、ッ!……っぁあっ、また出るっ、あぁあッ!」 「っく……やべ、俺もそろそろイきそ……」 「あ……はぁ……っ圭斗……圭……っんん、……っ」 圭斗に深く口付けられながら最奥を突かれる。その瞬間、怜旺の体内に熱い飛沫が放たれた。

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