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束の間8
「はいはい。全部俺のせいだから、責任もって気持ち良くしてやるよ」
まるで子供をあやすみたいにチュッと旋毛にキスを落とすと、怜旺の下着に手を掛けた。
「ンナァ」
「!」
その時、突然何処かに言っていた筈のレオの声が聞こえて来て二人してビクリと動きを止める。慌てて声のした方に顔を向けると、足元でレオが二人の様子をジッと窺うように見上げていた。
「おい、レオ。今イイとこなんだから邪魔すんなって」
「ナァ……ォン」
圭斗は窘めるようにレオの頭を撫でるが、レオはジッと二人を見つめながら何かを訴えるように小さく鳴く。
「……ッ」
たかが猫だ。自分たちが何をしようとしていたかなんてわかるはずが無い。だが、見られてしまったという事実が妙に気恥ずかしい。
その辺にあったクッションを抱きかかえ顔を半分埋めながら、チラリと圭斗を見ると目が合って、困ったように互いに苦笑した。
「しゃぁねぇ。部屋、行こうぜ」
「だから最初っから此処じゃ嫌だって言ったのに……」
「フハッ、その割にエッロい顔してたけどな」
「うるせ! バカッ」
そんな言い合いをしながら圭斗は軽々と怜旺を抱き上げると、リビングを出て寝室へと移動した。
なぜかレオまで付いて来ようとするので、流石にそれは駄目だと咎めリビングの扉を閉めてやった。
パタンと静かな音を立て扉が閉まると、怜旺の身体をベッドの上に下ろす。
「いつもはダチとか来てもあんな風に近寄っては来ねぇんだけど。もしかして、妬いたんかな?」
「……っばか」
揶揄い交じりにそう言いながら、圭斗は着ているものを脱ぎ捨てて、中途半端だった怜旺の下着も足から抜いた。
邪魔が入って、萎えたのでは?と、思ったがそれはどうやら杞憂だったようで、圭斗のモノは萎えるどころか先ほどよりも硬度を増しているようだった。
「足開いて」
怜旺は恥ずかしくて、頬を赤く染めながらもおずおずと足を開くと圭斗がその間に身体を滑り込ませた。
そして双丘の谷間に顔を近付けると、蕾を舌で舐め上げた。
「ひぁっ、ん……っちょ、やめ……っ! ん、ふ……っ!」
丁寧に襞を伸ばすように舐め回す。ぬめりを帯びた熱い舌がぬるぬると割れ目を舐め上げ、時折ぢゅっと吸われると、舌とは違った粘膜の感触にゾクゾクとした快感がせり上がって来る。
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