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光明 7

もっと圭斗を感じたい。さっきの行為なんて忘れるくらいに、圭斗でいっぱいにして欲しい。圭斗のスウェットと下着を引き下げ、痛い程に張り詰めた昂ぶりに直接指を絡めると、ドクドクと脈動しているのが分かってぞくりと肌が粟立った。 「……すっげ……もうガッチガチじゃねぇか」 「うっせ。散々煽られて、我慢してんだぞ、こっちは」 「ふはっ、そーかよ」 ゆっくりと起き上がるとそのまま体勢を入れ替えて、圭斗の唇に自らのそれを重ねて深く口内を貪った。手の中で今にも弾けそうな程育った圭斗のモノをゆるゆると抜きながら、自らの腰を圭斗の腹筋に擦り付ける。 口唇を離して、お互いの唾液に濡れた口唇をペロリと舐め上げながら強請るように腰を押し付ければ、ごく、っと圭斗の喉が上下するのが見えた。 「なぁ、俺……。もう我慢出来ないんだけど……」 圭斗の頬に掌を添え、耳殻に舌を這わせながら甘く囁く。圭斗は驚いたように目を見開いた後、困ったように眉を下げた。 その表情を見て、なんとなくわかってしまった。 気にするなと言っても、やっぱり都築達にされた事が圭斗の心のどこかで引っ掛かっているのだろう。 別に、圭斗が悪いわけではないのに。 きっと、自分は自分が思っている以上に圭斗に大事にされているのだと自覚して、胸がキュンと甘く締め付けられた。 「大丈夫だっつってんだろ」 腹に軽くパンチを入れてゆっくりとソファの上に膝立ちになり、体重を掛けて圭斗をソファに押し倒す。 「言ったろ? お前のモノだって実感させろって」 圭斗の屹立を撫でながら、自らスウェットに指を掛け、下着ごと膝まで引き下ろす。圭斗の腹筋に手を付いて腰を浮かし、いやらしく見えるように唾液をたっぷり含ませた指を自らの秘孔へと忍ばせた。

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