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光明 8

「ん……ぁ……っ」 「っ」 圭斗に見せつけるように、クチュクチュと水音を立てて中を掻き回し、指を引き抜くと今度は人差し指と中指を差し入れ、ぬぷぬぷと音を立てて抜き差しする。 「やば……っ、止まらね……っ」 見せつけるように淫らに腰を揺らしながら秘孔を解す。圭斗の喉が上下し、膝に置かれた手が震えているのが伝わって来た。その様子に満足気に瞳を細め彼の屹立に触れると圭斗が慌てたように声を上げた。 「おま……何してんだよ」 「お前が動かねぇからだろ?」 「いや、だからって……」 「いいから、お前はそこでじーっと見てろ。な?」 ちゅ、と圭斗の鼻の頭にキスをして笑いかける。中途半端に下げたスウェットを脱ぎ捨て、圭斗の胴を跨ぎ直してから圭斗の昂ぶりに手を添え、もう一方の手を添えた己の秘孔に誘導する。 「ん……っ」 少し腰を落としただけで先端がぬぷっと中に入ってくる。ゆっくりと息を吐きながら少しずつ腰を落とし、自重で圭斗を中に受け入れて行く。 「ふっ、んんっ……、はぁっ」 全てを中に収め、ぺたりと圭斗の下腹部に腰を下ろすと、圭斗は眉根を寄せて熱い吐息を吐き出した。 「くっ……っ」 「……っ、大丈夫か?」 「この状態で大丈夫なわけないだろ……」 眉間に皺を寄せているくせに、瞳の奥に情欲の色を隠しきれていない圭斗が可愛くて、両頬を掌で包み込みキスを一つ落とす。そのまま腰を大胆にグラインドさせて揺らせば中の昂ぶりがビクリと大きく反応した。その刺激につられそうになるのをなんとか堪え、圭斗の胸に両手を突いて熱い吐息を洩らした。

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