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20 大翔視点

あれから入学式も終わり新1年生も入って通常授業が始まった。 クラスは結構話しかけてくれる人も多くて隣の村田さんも優しいし、徐々に慣れてきたが、相変わらず前の席の立花くんは無愛想で話しかければ相づちだけだし、 プリント回しはポンッと机に置いてくるだけ。 でもなんかほっとけないんだよね。 俺のいつもの癖だけど、、 今日は三連休初日で悠里と映画デートの日だ。 部活が休みに合わせてきた。 俺も小学生からやってた影響でそのまま バレーボール部に入ってたんだけど去年の件で退部するしかなかった。今は見るだけ。 やっぱり今の代表のキャプテンは強いし、 イケメンだしで特に女子には人気だ。 悠里すら最近プレイを一緒に見る度に カッコいいだのイケメンだの言ってるし あんまり言ってるとイライラする。 最寄り駅は家からは15分圏内で一応オートロック式マンションに住んでる。 学校は悠里の家の方が近くて、最寄り駅は家からの方が近い。 とはいってもそんな離れてる訳でもないので普通にお互いの家に遊びや泊まりもする。 駅で待ち合わせいたら 「ひろとー」 悠里が駆け寄ってきた 黒の半ズボンに長袖にスニーカー肩掛けカバン。可愛いっちゃ可愛い。 まぁなに着ても可愛いと思ってるけど 「悠里半ズボン、、」 「もぉーまたそんな事言って…心配しすぎだよ。」 「今の時代可愛い男子だって狙われるんだからなぁ!悠里の足は色気あるし、痴漢やナンパは困ります」 「でも大翔が守ってくれるでしょ?」 「当然だよ、じゃあ行こっか」 「うん」 電車には乗らずとも ここの駅はショッピングモールやスーパー銭湯もあったりそこそこ都会寄りだ。当然映画館もあり、2人で向かった。

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