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103 晴翔時点
小学校も今日から始業式だ。
「おい晴翔!」
「なに涼介?」
「お前中学強豪に行かず、その辺のクラブのジュニアユースに入るつもりって何でだよ?
俺ら中学も高校も一緒のとこ行ってプレーしようって約束したじゃねーか?」
「…だってお前の受験する学校遠くで中高全寮制じゃないか。
俺家族と離れて暮らすの絶対やだもん」
大好きなひろくんもね…兄ちゃん達と同じ中学に行きたい。
「ふざけんな!お前は実力もあるし、推薦も来てるじゃないか、それに親友の俺と離ればなれになってもいいのか?」
「それなりには強いチームみたいだし、いつか試合で当たるさ、そりゃもちろん寂しいよ。でも寮はいやなの!」
「……」
「来月応募したチームのセッションがあるんだ。ごめんな涼介」
「俺は認めないからな!
とにかくお前の実力は持ったいないよ。
もう一度考え直せよ。後悔してからじゃ遅いんだからな、いい加減家族離れしろ?」
ハァ…いつもこうだ…親友だし、普段はいいやつなんだけど俺が中学受験しないと分かってから毎日説得してくる。
夏の合宿でキスされた。アソコやお尻も触られた。アイツは俺の事……女子にモテるんだからそっちに応えてあげたらいいのに
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