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121 桐原大翔VS立花グループ AREX

「もう少しのんびりでも良かったんだが仕方ない、隆之お楽しみはとっておこうな」 ジュルッ 「じゅん…アアッー…抜いてー」 プラグかな?を入れてた。 「可愛いなその顔…塞がらないようにだ、 終わったら雪哉と千尋も含めてたっぷり 可愛がってやるぞ」 「チップは持ってますこれです、 母さんは何も知りません。 お返しするので解放して下さい」 「ならデータを渡せ」ガチャン 拳銃だ。母さんの頭に向けた。 俺は悩んだがペンダントごと投げ渡した。 「よしデータは回収した。 これで奴らは終わりだ。 君らにも用はなくなったな。 ついでに見せてやろう、これがもう1つだ」 SDの蓋が2つあり、1つ入ってる。 まさか!例の支配者達を操る鍵だ でもどうでもいい! 「相澤さんもう俺達を解放して下さい」 ガチャン 真横から頭に銃を向けられてる? 「そうわいきませんわよ……大翔様」 声や話し方やっぱりか! 「綾乃さん!やっぱり貴方だったんですね 立花グループに情報流したのは?」 「綾乃くんどういう事だ?」 「正確には愛する潤一様の命令ですわ。 私のボスは貴方ではない… 愛する次期会長の潤一様だけですわ。 潤一様が従えとの事でしたので従っていただけですわ。 屋敷メイド任命もそうです。 監視…報告役でした。 奥さまを病気は事実でしたが、 最終的に呼吸を止め留めを刺したのも 私ですわ。 大翔様はあまり驚かれてないようですね?」 「おかしいと思ったんです。 相澤さんは母を監禁してまで俺が持ってると確信してた。 でも俺が話したのは立花グループ内では…… 綾乃さんだけなんです。 綾乃さんがグルだとは信じたくはありませんでしたが残念です」 「流石あの刑事さんの息子さんですわね、 あの方は私を常に強く警戒してましたわ」 綾乃さんはもう一丁銃を出して俺にセーフティ?ってやつを解除した銃を差し出した。 「早く手に取れ小僧、母親をふっ飛ばすぞ、3,2」ガチャ カチャン慌てて持ったが本物はやっぱ重い 「なぜ俺に銃を? どうせ弾なんか入ってないでしょ」 映画やドラマでも見るけど なんの拳銃?詳しくないから わからない 「弾なしでも空砲でもない、 弾を見てみるといいさ、 試し撃ちもあの人形に出来る。 それはベレッタM92と言うオートマ拳銃だ。 お前くらいなら別に使い難くはない筈だ。 ちなみに俺はコルトガバメント恒例でこの国でも手に入りやすくてね。 彼女のはシルバーのP230にサプレッサーを 付けたものでどれもありきたりに存在し、 裏世界ではではかなり輸入されてる代物だ。」 確かに弾は入ってる 「こんな違法な物使いません、返します」 「じゅんいい加減にしろ、 銃を下ろせ……アアッ」 「今から命令するのはは俺だ!隆之 いい子で待ってろ」 「大翔にげな…ウウ」 千尋パパも口を塞がれた。 状況的に千尋パパは俺の味方なのか? 何とかしないと 「隆之さん!」カチャッ! 「大翔…お前ががやる事は1つだ。 母親を撃て、頭をな」 「ふざけんな!なんで俺が母さんを」 カチャ とっさに相澤に銃を向けてしまった 今三人それぞれに銃を向けてる 「ほぉー、俺を撃つのか? それで全て解決するのかな?えっ? 俺を撃てば綾乃がお前を撃ち、母親も死ぬ。 どのみちこの女は死ぬんだぞ」 クッ! 「アンタの目的はなんだ? SDを探して終わりじゃないはすだ。 ずっと立花グループのトップに立つ事だったのか?」 「国を動かせる力を持つ立花グループは 確かに俺にとって 会長になる事が発言力、決定力と言った 権力を持つ事で優柔不断な隆之より、俺の方がより多くの力を得られ強化出来る。 だが今や能無しな母や妹の尻に敷かれた企業なんて終わりだ。あのクズ2人は抹殺した」 あの社長と副社長を? この人自分の母親と妹を殺すなんて…確かにあの2人もヤバそうだったけど本当腐ってる 「これで隆之は俺だけの物だ。 表向きは隆之が、裏からは俺が社長になり 指示しながら支えて立花グループを更に強化し、2人で愛し合う事さ。 もちろん雪哉と千尋も私の物だ。 後は君ら2人が消えてもらって全て解決だ」 「つまり貴方も自分勝手な野心や欲望と隆之さんへの歪んだ愛のために殺人や色んな悪事を重ねてきたと?ふざけるな! それに自分の母や妹家族まで簡単に… グループも一族皆狂ってる、、 まさか父さんを殺したのもアンタか!」 「偉そうに正義感か、父親そっくりだな まぁ、呼び出したのは確かに私だ。 隆之は知らずに宏の死にショックの余り事故だと思い込んでくれたお陰でごまかすのは楽だったが、でも正解には違うな。 なぜなら撃ったのは、、綾乃、、だからだ」 えっ? 綾乃さんが父さんを?嘘だ…… 「そんな…綾乃さんなんで?」 「あの男が悪いのよ、 潤一様から会長の心も我々の重要機密までも奪い、潤一様を陥れたのが許せなかった。 あの男は潤一様にとって害悪でしかないの」 綾乃さんは相澤さんの事を…… それでも父さんを綾乃さんが! 「宏は詰めが甘すぎた。 持ち出した日に屋敷に奴は隆之に会いに来た そして持ち出した。 奴は1人で捜査してたから応援や銃も携帯できなかった。 案の定隆之のためと聞いたら即効で来た。 俺と話してる間に揉み合いになり最後は 綾乃が後ろから射殺したわけだ。 偽造などはいくらでも我々なら出来る。 奴は隆之を解放してやれだのと ごちゃごちゃ偉そうに説教までしてうるさかったがな。 だが何も装備も人も配置せず律儀にやってきた。 バカだが隆之をそれほど大事にしていた。 アイツは昔からそうだった。 いつも隆之の恋人気取りしやがって、SDを奪い我々のジャマをした、在りかを吐かせるつもりだったが宏も賭けたのだろうな? 奴も警察で訓練を受けてる男だ。 抵抗してきて俺と綾乃を制圧して応援を呼び、逮捕するつもりでいたんだろうな。 だが俺と揉み合いになっている間に 綾乃が後ろから待てずに撃ってしまって行方がわからなくなってしまった…即死だった。 その後何故か家族の情報も厳重に隠された。 まぁ恐らく宏が生前手を回したんだろうがな それから我々は必死に有りかを調査した。 だが俺はお前が知らず知らずに持ってる 可能性が高いと睨んでた。実際そうだった。 お前から屋敷に出向いた事で我々は遂に計画を再スタートさせれる。 だが宏も残酷な奴だ。 息子が危険になる事は想定出来たはずなのに子供に託してしまうとはな」 相澤さん少し智樹みたいだな、、 愛情が歪んでる。 でも気持ちは分からなくはない。 でも父さんは事情があって俺に託したんだろう。だから恨んだりはしないよ。 そして綾乃さんは全く別人なくらい表情が違った。その道のプロみたいな 父さんはそれを始めから気づいて警戒してたのはやはりすごい。 俺は信じる相手を間違えた。

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