6 / 9

第6話

「りんちゃん…何か言って?」 「……」 「りんちゃん…」 「……」 「……」 「大輝…まだ付き合いたいって思ってる?」 「もちろん、思ってるよ。」 「俺は、もしかすると大輝と同じ好きって気持ちじゃないかもしれない…でも、違うとも言えない…分からないんだ…だから分かるまで側にいていい?」 「うんっ!」 ニコニコ笑ってぎゅっとしてくる大輝が可愛いと思えるのは、もう『好き』だからだろう。しばらくはこの関係を楽しみたいと思う。 二年が終わり、三年になった。 「リサ、前も可愛いかったけど今の方が絶対いいよ!」 「そぉ?蓮(れん)が昔の私の方が好きって言うからさ///」 「でも、勇気出して伝えてよかったね。しっかり嫉妬してくれてたじゃん。ちゃんと、言葉にしないと分かんないもんだね」 「そーね。渚もね」 「何が?」 「ちゃんと、まだ言ってないでしょ?もうすぐ大輝の誕生日だからしっかり祝ってあげなよ?」 「誕生日いつだっけ?」 「5月27日よ」 「俺の方が少し早い、俺5月13日だから」 「そうなの?大輝と近いわね」 「教えてくれて、ありがとう。何してあげたら喜ぶかな?」 「それは、バージンを捧げるとか…笑」 「リサ!」 「ごめんごめん。でも、私は蓮にあげたくてもあげられないの…バージンって貴重だと思う。本当に大好きで、例え、その後別れても、この人にならと思える人がいるのならあげても悪くないと思う」 「参考にしとくよ、てか、やっぱり俺がヤられる側だよね…痛そうで怖いんだよな…」 「そうよね、最初はやっぱり怖いかも…でも、大輝だったら大丈夫じゃないかな。だって渚のこと大好きだもん。痛いことはしないと思う」 それから大輝の誕生日に何をしてあげようか悩みに悩んで高校生でも買えるお揃いのTシャツを準備した。あとローションとコンドームも準備した。初めてするなら、大輝だと思ってるし、大輝以外とする気などさらさらない。大輝の誕生日のことばかりを考えていたせいで自分の誕生日のことはすっかり忘れていて、大輝の家に行った時にサプライズでケーキを出してくれた。 「うおーケーキだ!もしかして俺に?」 「そうだよ。あと、これも。ブレスレットなんだけど、勝手にお揃いにしちゃった」 「おぉ嬉しい。ありがとう」 「りんちゃんお誕生日おめでとう。俺より先に少しお兄さんだね」 「ハハハ、何だよお兄さんって 笑」 「すぐ追いつくけど今だけはお兄さんだよ 笑」 「なぁ、つけてよ」 「うん」 二人でブレスレットつけ合って眺めてると、ふと、目が合って意識する。 「……」 「……」 「…なぁ、もう一個欲しいものがあるんだけどいい?」 「うん、いいよ」 「その…キスして欲しい///」 「え?うん、いいの?」 「うん、大輝にしてほしい」

ともだちにシェアしよう!