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   蓮爾は余裕の口調で俺にその事を言うと、突如電話越しで俺を舐めまわす様な口調で怪しく言ってきた。 「あぁ、堪らないな。お前のその学生服姿は……。そのまま、禁断の青い果実を貪り尽くしたくなるぞ」  クソ蓮爾は怪しい口調で電話越しで呟いた。 『…っ!!』  その言葉に自分の体が奴に対して急に熱くなった。蓮爾はさらにそんな俺に、追い討ちをかけるように、とどめの言葉を並べた。 「ハァ…春。今すぐお前が欲しいぞ。お前をおもうと、俺のア●コがビンビンに硬直するのは何故だ春輝?」  1人、暴走化する蓮爾に対して釘を刺した。 『しるか変態っつ!!』 「前回はナース服だの! スクール水着だの! その前はバニーガールやメイドや、女子の制服まで、この俺に着させやがって……! DONだけ、この俺に羞恥をさらさせたら気がすむんだ! この変態教師っ!!」  俺は電話越しで半端なくキレまくった。蓮爾は電話越しで楽しそうに笑った。 「フッ。よくまぁ、この俺に言えたものだな。お前も俺と一緒になって楽しんでたじゃないか? 特に俺の自作シナリオ。いたいけな患者と可愛いナースの夜通しご奉仕のシナリオには、お前もあの日は満更なく、俺の上で存分に淫らに楽しんでいただろ。違うか? ド派手な潮吹きしたのは、どこのドイツだ?」 『ッ――! 誰がだっつ!!』  再び向こうが調子こいて来たので、クソ蓮爾にその場で言い返した。 「どこがいたいけだ……!? ガチでガンガン俺のことを好き放題に責めてきやがって! あげくの果てには、この俺様にあんな事や、あんな恥ずかしい仕打ちまでこの俺にさせがって! この腐れドS教師、お前は今直ぐ死ね! 死んでしまえっつ!!」  怒りが込み上がると左手で自分の胸ぐらを掴んで服をぐしゃっと強く握った。蓮爾は電話越しで、馬鹿笑いを1人こみあげていた。 「大体いつも、貴様とあうたびに台本《シナリオ》があるのは一体何故だ!? しかも、お前のシナリオは、毎回超がつく程の変態シナリオなのは一体何故だ! さては貴様、教師の癖にA●系の作家志望だな!?」  奴に向かって色々な妄想を張り巡らすと、ツッコミをしながら怒りまくった。そして、ストーカー蓮爾が、どこで俺を見ているのかと、辺りを警戒しながら仕切りに見渡した。そんな挙動不審の俺に、蓮爾は悪戯に笑った。 「残念、そこじゃないぞ春輝。こっちだ、上だ!」  蓮爾に言われるがまま、ラブホの上を見上げた。見上げて三階の一番端の部屋から、俺を見下ろすアホ蓮爾を見つけるなり、その場で言葉を失った。奴はベタにバスローブ姿のまま片手に大きなワイングラスを持つと、そこから俺に乾杯と言わんばかりにワイングラスをキランとかざした。 ――クソではなく、もはやアホ蓮爾に言葉を失うと呆然と佇みながら苦笑した。まるでそのスタイルはサングラスをかけたらリアルにあの有名スターのものまねをした石原●次郎風のゆうた●うだった――!!

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