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俺はそれをとっさに掴んで奪った。
「かせよっ!!」
俺はそれを奪うと、慌てるように封筒を
自分の方に引き寄せた。
蓮爾は俺の顔色をそこでみると、少し笑い。
バスローブを床から拾いそれを羽織った。
風呂場に行く蓮爾に俺はその場から言った。
「…風呂に入るのか?」
俺がそう言うと、奴は俺に返した。
「あぁ」
「何だ?お前も俺と一緒に入りたいのか?」
蓮爾がそう言うと、俺は奴に向かって枕を投げた。
『誰がお前となんか!!』
俺が不機嫌に答えると連爾はクスッと笑い
1人で風呂場に向かった。
暫くすると、シャワーの出る音が部屋に
聞こえてきた。
俺は天井を見ながらボンヤリするとケツの痛みをこらえて早速行動にうつした。
チャンスは今しかない。
このチャンスを逃すと、次はいつになるか
わからなくなる。
俺はベットから直ぐに起き上がり。
自分のYシャツを着ると奴の鞄の方に近づいた。
絶対アイツの事だからアレ以外に"アレ"を持ってきてるに違いない。
俺は奴の隙を見て鞄を開いたのだった。
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