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アイツの事だから恐らく、持って来てるに違いない。
俺は早速、奴の携帯に手をやった。
だがしかし、案の定…ちゃっかり携帯に
ロックをかけていやがった。
いままでも携帯のロックの解除に失敗した事もあり。
俺は携帯の解除にその場で諦めたが。
やはり気になって、再び携帯のロックの
解除をその場で試みた。
奴の事だから暗証番号は下ネタに違いない。
俺はその場で思いついた下ネタ番号を
片っ端から打ってみた。
10回目の下ネタ番号で携帯のロックが突然解除された。
ここは素直にロックの解除に喜ぶべきなのか?
それとも、奴に悲観するべきなのか…?
それどころか本当に奴は変態だった。
本当に番号が下ネタ番号でいやがった。
これ以上ない衝撃に逆にアイツが可愛そうになり。
その場で同情したが、だがしかし奴は俺の仇だ!
そんなことで同情してたまるかと、自分に言い聞かせた。
俺は鬼の心で奴の携帯を無断で操作した。
アレが"なくなれば"奴との関係もこれで、おさらばだ。
俺は自由になれる…!
俺はそうおもい操作した。
だがしかし、何故が画像フォルダには一枚も画像がなかった。
俺はもしやと思い、携帯を裏っ返しにして。
中を咄嗟に調べてみた。
すると案の定…SDのメモリーカードを
ちゃっかり抜いていやがったのだった。
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