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春輝と蓮爾の野外活動
太陽の光が降りそそぐ、ある日の朝。
バスは朝早くから学校の校門を出ると。
二年生の生徒達を乗せた三台のバスは、
とある目的地所へと向かって行った。
バスの中では生徒達が楽しげに騒いでいた。
まもなくして二つ目のパーキングエリアにバスは到着した。
男子生徒と女子生徒は、バスから降りると。
直ぐにトイレへと向かって行った。
トイレの前では人が行列を作っていて中は
人で込み合っていた。
そして、トイレから戻って来た生徒達が再び
バスの中へと乗り込んだ。
薫は辺りをキョロキョロしながら、座席を調べた。
「あれ、俺の座席どこだ?」
薫はキョロキョロすると、左側の奥の通路まで歩いて行った。
すると、薫は直ぐに自分の座席をみつけた。
「あったあった~!」
薫はそう言うと窓際で音楽を聴いて、
眠っている春輝に声をかけた。
「春輝春輝起きろよ!」
「休憩所だぞ!?」
「トイレ行かなくていいのかよ!?」
春輝は眠っている途中を幼馴染みで、
腐れ縁の薫に揺り起こされると。
その場で大きくあくびをしたのだった。
「ガチでうるせーな!」
「寝かせろよ薫」
春輝はそう言うと再びまた眠ろうとした。
眠ろうとする春輝を薫は叩き起こした。
薫は春輝にトイレに行ってこいと一言仰いだ。
春輝は仕方なく椅子から立ち上がると、
あくびをしながらバスから降りて行ったのだった…――。
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