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春輝と蓮爾の野外活動
「ふざけんなクソ蓮爾」
「誰がお前なんかと…!!」
蓮爾に掴みかかるとまたあの不気味な声が奥の個室から聞こえたのだった。
すると、春輝は再び蓮爾に抱きついて震えあがった。
その様子を見ていた蓮爾が何かを感じて、春輝にニヤリと笑った。
ビビってる春輝に蓮爾は嘘を言った。
「なっ!何だあれは…!!」
「お前の後ろに何かが!!」
「えっ!何処何処っ!?」
「ほら、そこに…!」
「うわぁぁぁっ!!」
蓮爾がそう言うと春輝はきょどりながら、
蓮爾にまた抱きついた。
蓮爾はその瞬間確信した。
そうとは知らずに春輝は何かにビビっていた。
蓮爾は可笑しそうに必死で笑いを堪えた。
「何笑ってるんだよ!!」
春輝がそう言うと、蓮爾はすかした顔で
笑いを止めた。
「いや…べつに?」
蓮爾はあきれると春輝にバスに戻るように促した。
春輝は身震いしながらトイレから出ようと
入口まで歩き出した。
すると、またあの声が奥の個室から聞こえてきたのだった。
「やっぱり何かいるっ!!」
春輝がそう言うと蓮爾は真顔で言った。
「誰もいるわけがないだろ?」
「お前の気のせいだ!」
蓮爾がそう言うと春輝は詰め寄った。
「いる…!!」
「絶対何かにいるっ!!」
「俺聞いたんだ!」
「嘘じゃねーよ!」
「ガチだっ!!」
春輝がそう言うと蓮爾は頭をかいた。
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