男子生徒数名が二人の光景をみて冷やかし始めた｡ ｢リエカ先生と鷹刀先生できてるの～?｣ 蓮爾は一瞬、男子生徒をその場で シメてやろうかと思った｡ だがしかし､そんな挑発には乗らずに蓮爾は腹黒い笑顔をしながら男子生徒に言った｡ ※棒読み ｢ははは。キミ達大人をからかうのはやめなさい｣ ｢峰月先生も困っているだろ?｣ ｢茶化すのはやめたまえ｣ 蓮爾がそう言うと、隣でリエカは何故か 照れていた｡ ｢いやだ～｣ ｢最近の男の子たちは大人をからかうのが、上手いのね｣ ｢リエカ困っちゃうな～テへへ｣ 蓮爾はリエカのブリッコ具合にその場で、イライラがピークに達していた｡ リエカは蓮爾とは違う反応みせた。 ｢ヤッパリきみ達もそう思う～?｣ ｢美男と美女のカップルは絵になるわよね｣ ｢ウフフ｣ ｢ねぇ鷹刀先生｣ ｢私達恋人同士に見られるそうですわ｣ ｢どうしますぅ?｣ リエカがそう言うと蓮爾は心の中で叫んだ｡ どうするもなにも…少しは否定しろっ!! 蓮爾はそう言いかけそうになりながらも。 黙って珈琲の缶を飲みながら、遠い目を したのだった。