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68.※モブ姦

その日から、言葉にするのもおぞましいほどの地獄の日々を味わった。 紹介された日に、身ぐるみを剥がされたかと思えば、身を清められたのと同時に、胸に局部に肛門にと無茶苦茶に弄られ、雑に出し入れをされ、本来であれば性感帯であるから、気持ちよく感じるものが、ただ痛いだけだった。 思わず声を上げてしまった、が最後。口の中が血の味になるほどの頬に強い衝撃が走り、口に球体を噛まされ、両手を縛り上げ、天井に吊り下げられ、身動きも口も封じられた状態で、肛門に吐き出してしまいそうなほどの異物が貫いた。 後に思えばそれは、ディルド類だったのであろうと分かるが、当時の自分はそういう物に触れる機会がなかったため、ただ痛くて怖いとしか思えず、散々弄られるのをひたすらに耐え続けた。 次に後ろ手にされた状態で、隣室のベッドへとうつ伏せに放り込まれた時、ようやく終わったのだと安心した刹那、さっき挿入()れられたのとは比にならない物を捻り込まれる。 口に塞がれているために声にならない声を上げているのを遮るかのように、無慈悲に腰を打ち鳴らす。 先ほど感じなかった人の吐息、生暖かさに久しぶりの人の温もりをこんな形で感じたくなかったと、呻き声と共に涙を零していた。 本当の意味でようやく解放された時は放心状態で、指一本も動けずにいた。 後孔が裂け、血が出ていようが、誰かの分からない精液が垂れ流されたままであろうが、ゴミのように捨てられた一万円札が目の前にあろうが、どうでもよかった。 早く、こんなところから解放されたい。

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