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第二章(十一)車内での蛮行

 三人組は警官に声をかけられて、このまま(みゆき)を輪姦するのを躊躇(ちゅうちょ)した。  罪に問われる事はないだろうが、男たちも親に知られれば怒られるのだ。 「どうする?」 「アレなら言わないんじゃねえ?」 「このままやる?」  男たちもやっているところを警官に見られるのは避けたかったが、このままやめる気にはなれなかった。 「じゃあ、兄貴に連絡するよ」 「車ならバレないだろ」 「仕方ねえか」  連絡してしばらくすると、連絡を受けた二人の男が大きなワンボックスに乗ってやって来た。 「早く乗れよ」  三人組が幸を連れて乗り込むと、助手席の男が身を乗り出して幸を確認した。 「昨日言ってたガキってこれか? すげえ可愛い顔してるじゃないか」 「いい体してるって?」  運転手も後ろをチラチラと横目に見る。 「エロくていい体してるんだ。昨日も犯されてるのにあんあん言ってたんだ」 「こうやって弄っていたらさ」  男の一人が扱き始めると、幸が息を吐いて身をよじった。 「ガキのくせに、すげえ色っぽいな」  助手席の男はシートベルトを外して、後部座席に乗り込んで来た。 「俺に抜けがけするんじゃねえよ。もうすぐ着くから待てよ」  運転している男は文句を言うと、アクセルを踏み込んだ。  男たちは郊外の空き地に車を止めた。  ここは、男たちが、いつも女を犯すのに使っている場所で、誰かが通りかかる事もなければ、どんなに喚いても声を聞かれる事もない特等地だった。  後部座席をフルフラットにすると、運転手の男が幸を押し倒した。 「俺から行くぜ」  男は幸の顔をまじまじと見つめて、自分の唇を舐めた。 「可愛いな。堪んねえ」  そして、幸に口付けると口の中を犯す。 「んっ」 「上物」  男は幸の口を解放すると、ズボンをするりと脱がせ、いきなり後ろに指を入れた。 「ふっ」  嫌がる幸を押さえつけると、指の本数をどんどん増やして行く。 「このガキ、誰に仕込まれたんだ?」  男は幸にまたがると、指を四本入れてぐるぐると掻き回した。 「やっ」  幸がもがくのを別の男が押さえつける。 「お前、ガキが好物だもんな」 「ああ。堪んねえ」  幸にまたがっていた男は、自分のズボンを脱ぐと、幸に突き入れた。 「やっああ」  助けを求めようとした声が小さな喘ぎ声に変わる。 「エロっ。犯されて感じてるぜ」  男は腰を乱暴に動かしながら、幸の性器を弄ぶ。 「んっ」 「もっと声出せよ」  幸の中を滅茶苦茶に攻めて、声を出すよう促した。 「ほら」  性器を持つ手に力を込めると、幸の口から悲鳴が漏れた。 「やあああっ」 「いい声出るじゃん」  男が満足して突きまくっていると、今度は押さえていた男が幸の上に乗ってズボンを脱ぎ捨てた。 「お口で御奉仕して貰おうか」  幸の前に自分のものを突きつけて、幸の頬を叩いた。 「舐めてごらん」  幸が嫌がって顔を背けると、男は幸の首を絞めた。 「大人しく言う事を聞けよ」  男の腕を掴もうとする幸の腕を今度は別の誰かが掴んで持ち上げる。  幸は意識を失う寸前に解放されたが、苦しさにむせた。  しかし、男は容赦なく幸の口を開けて、自分のものを突き入れた。 「噛むんじゃねえぞ」  言われるままに、幸は男の性器をしゃぶる。 「いい子だねえ」  しかし、下からの突き上げが激しすぎて、幸は思わず口を離してしまった。 「あっああ」 「お口でしっかり食べろよ」  男は幸の頭を押さえつけると、喉の奥を激しく突いた。  そして、幸を犯していた男が離れると、口を攻めていた男が声をかける。 「変われよ。もう我慢出来ねえ」  幸は口を解放されて咳き込むが、男は後ろに回ると、気にもせずに突き入れて、激しく腰を動かす。 「やっあああっ」  一度悲鳴をあげてからは、幸は言われるまま、抑える事なく声を出した。  それが男たちを更に興奮させる。 「めっちゃエロい声。堪んね」  幸は、後ろを激しく犯されながら、顔の前に突きつけられた何本もの性器を舐めさせられ、乳首を苛められ、股間を扱かれる。 「ああ、あっ」  堪らず、口を離して声を出すと、サボるなと言って顔を平手で叩かれた。 「おい。顔はやめろよ。せっかく可愛いのに勿体ないだろ」 「ああ、そうだな」  しかし、顔を叩けない代わりのように、男は激しく、幸の喉の奥を突きまくった。  幸の頬を涙が伝うが、男たちは意に介さず、幸の口を前を後ろを犯し、体中を舐め回す。  そして、男の一人が幸の中に精を吐き出すと、別の男が後ろに回る。 「じゃあ、次、俺な」  幸は、入口は無理やり入れられて痛かったが、中を突かれると、優一に躾られた体が反応して、快感が込み上げて来る。 「やっ、あああっ」  喘ぎ悶える幸は、堪らなく淫らで、男たちを誘った。 「エロいね」 「セックス大好きだね」 「腰動かせ」 「もっと鳴けよ」 「お口お留守だよ」  幸は罵声をあびせられながら、腰を動かし、声を出し、男たちに言われるままに動いた。 「あああああっ」  幸が嬌声(きょうせい)をあげる度、男たちは興奮して更に幸を苛め抜く。  そして、五人の男たちは、幸の事を代わる代わる、明け方まで延々と(なぶ)り続けた。

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