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9 光希の説得

身体中殴られ叩かれて痛いけど朝シャンして、髪を可愛くセットしていつもの格好で出掛けた。 「陽加ーお待たせ」 「今来たとこ」チュッ キスはもう俺達には挨拶代わりだ。 もちろん光希と大輝だけだけど。 「わーい、いただきまーす」 俺達はファミレスで昼を食べた 「昼間会うのは久しぶりだね」 「陽加は昼間ほとんどだもんな。 俺っちなんか自由だから気にせずやって、 行くとこなかったら大輝ん家に居候してるからさ」 ドキッ 「頻繁に大輝の部屋に光希泊まるの?」 「何々ヤキモチかな? 夜なんか一緒に寝るし、 もう激しく愛し合ってるよw しかもね大輝は1番相性いいの! 大きくていいとこ当たるの」 「エッチもしてたんだ…俺を仲間外れにして」 「陽加…やっぱ大輝の事大好きじゃん。 確かにエッチはしてるよ。 俺っちだって大輝が大好きだから。 友達、性的、恋愛全てあるよ。 前に助けてもくれたからさ。 大輝も溜まってるし、1人で寂しいみたいだから定期的に癒してあげてるんだ。 俺っちは大輝を信用してるから客として以外で唯一身体許してるんだよ?」 「そうなんだ…楽しそうだね?」 「同棲誰とも上手くいかなくてさぁ 大輝ん家に戻るの繰り返しだったんだよ… 実際楽しいよアイツと暮らすの。 1番落ち着くのと何より大輝は優しいから… エッチも最高だよ? 陽加はしてごらん? あっ俺っちも陽加も好きだからな」 「俺も好きだよ。光希も大輝も」 「なら引っ越したら?」 「けど………正人養わなきゃいけないしさ」 「ハア…陽加さぁこの辺で辞めとかないと どんどん利用されちゃうよ? 終いには何もせず陽加だけが稼げとか言われたりだけだよ」 「実際言われた。 昨日仕事辞めたから俺が養えって」 「ハア?何それもう働く気ないじゃん… 陽加今離れないと絶対後悔するよ? こんなのもう恩返しなんかじゃない」 「良いんだよ…好きでやってるんだから。 それより働き口探してて光希に聞きたかったんだ。今より稼ぎ必要になるからさ」 「正人って奴大嫌いだからイヤ! 陽加が困ってるなら助けるけど あんな暴力振るうヒモ野郎に払うためなんて協力なんかしたくないからね」 「正人にも何か事情あるんだよ! お尻叩かれたのは嫌だったけど……」 「やっぱり昨日も暴力受けてんじゃん。 まだ庇うなんてそれは好意なんかじゃないよ! 俺っちも今回ばかりは早く出ろとしか言えないよ。荷物軽いなら支度して大輝んち行こ? 俺っちも一緒に行くからさ。 それに手があるから大丈夫だよ」 正人と離れる……いつかはと思ったけど 大輝んちに光希と泊まった時楽しかった。 俺頼っていいのかな? もう恩は返したよね? 「分かった…」 でもまだ半分乗り気になれない…… 客や変な奴らには強気に言えるのに正人には何で言えないんだろ?

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