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15 憩いの場…再び

「あらやだ、クズ男とやっと縁を切って暴力地獄から抜け出せた挙げ句、大ちゃんと同居して恋人になったなんて、アンタもやるわね、大ちゃんはハイボールで陽加はコーラね」 「まぁな、ママ達もいいぜ」 「あらうれしいわね、じゃいただきます」 4人で乾杯した 「それにしても陽加もよく決心したわね」 「光希がかなり説得してくれたお陰だよ。 正人は光希にまで手を出したんだ。 完全に恩なんか消えた。 全部2人のお陰で出られただけだけど」 「まぁそれでも良かったじゃないの。 こ れからは大ちゃんとラブラブ生活若いっていいわね」 「ただ逆に光希が出てっちまったんだよ」 「あらっ今度は何があったの?」 俺達は光希の様子ややり取りを話した。 「聞いてる限りじゃ、光希が気を使って自分が出ていこうと考えちゃったんじゃないかしら?」 「そうね…普段あの子はヘラヘラしてて明るいイメージだけど……あれで結構 落ち込みやすいタイプなのよ。 たまにね1人で来るんだけど消えたいとかよく泣いてたりするのよ。 ストレス溜まると自殺願望や痛みを求めたりする事もあるの。でも大ちゃんや はるちゃんの前ではしっかりしてるフリをしつるみたいね。心配かけたくないから。 陽加と似てはいるけど少し違うタイプね」 光希もやっぱり辛いんだ。今度は俺が助けてあげなきゃ…… 「俺達は光希と居たいねって話してたんだ。 だからもう一度ちゃんと話したいんだけど」 「さっきちゃんと引き留めるか追いかけるかすべきだった。光希の事は俺に責任がある」 「大輝アンタも罪な男ね。 二人の子から愛されて幸せモンよ。 でも3人で愛し合うって中々大変よ? もちろん世の中そういう人も少なからずいるし、3人が良ければ勿論応援するわよ。 後は光希次第だけど、今後どうするか話し合った方がいいわよ。」 「分かってる陽加も光希も好きなんだ」 「俺も2人が好き、もし光希が誰か好きなら 仕方ないと思ったけど……それが大輝なら このまま関係悪くなるの嫌だからさ」 「ならアタシから結論。 光希と話し合って今後の事しっかり決める事ね。 アタシ達だって3人でいる時が1番楽しそうに見えるもの。 光希は悩んでる筈だから助けてあげなさい。 陽加恩返しはその相手が困ってる時に助けてあげるのが本当の恩返しなの分かった?」 「うん…分かった」 「流石ママ良いこと言うわね」 「おだまり、伊達に長く生きてねってんだ」 「男口調なってるぜママ」 「ゴホン……ところでアンタ達初のエッチはどうだった?ん?」 えっ?。。 いきなりだな… 「あのね……客と違って大輝のは… そのとてもドキドキして気持ち良かった。 もう大輝以外出来ないし、したくもないくらい。恋人になったんだから。 もちろん浮気も許さないけどね」 「だからしねぇよ… なんか恥ずかしいな、でも嬉しいぜ」 「ママ…はるちゃんようやく新しい生活ができそうね?大ちゃんなら任せられると思うし」 「いやそれは2人の今後次第よ。 まぁあの子達なら大丈夫だとは思うけど…」 「ご馳走さま、また来るな。今度は3人で」 「いつでも待ってるわよ、あと陽加」 「なに?」 「アタシはね大輝の過去を全て知ってるのよ。周囲で悪い噂がある事もね…… でもそれに振り回されちゃダメ 大輝は確かに悪事を重ねてきた経験があるのよ。陽加が思ってる以上にね」 「・・・・・」 大輝は黙っちゃったけど、大輝の過去はそれほど複雑なんだろうな。 ママも珍しく真剣な顔してるし、それでも 俺は大輝といる。どんな事してきても大輝は大輝だ。 「でもね更正したし、大事なのは今よ… だから大輝を信じてあげなさいね? でももし暴力振るわれたら遠慮なく言いなさいね。アタシがボコボコにするから」 「フフッ頼もしいな。 DVされたらそうするよ。 それにちゃんと分かってるよ。 直人にも言ったけど どんな過去でも受け入れるし、大輝が大好きだから離れたりしないから」 「確かにアンタ達なら上手くいきそうね」 「おいママ!陽加に手なんか出さねーよ」 「大丈夫信じてるから」チュッ 店を後にして再び手を繋いで帰った

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