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40 救出準備《光希視点》
夕べ俺っちは大輝の通話を聞いてしまい、
驚きを隠せなかった。
大輝自身も別人に見えて怖かった。
ダークナイトってなに?
仕留めろとか銃が得意とか一体何者なの?
こんなの大輝じゃない…
ベッドに戻り泣きながらも寝るようにした
翌朝にはいつもの優しい顔でおはようと言ってくれた。
俺っちは咲哉が来るまで普通に過ごした。
そして遂に大輝に問い詰めた
全て聞いて血の気が引いた。
大輝はたくさんの人の命を奪ってきたなんて
信じたくなかった。
Jと言う組織もかなり恐ろしい…
10代にそんな事を平然とさせて。
大輝は生活や金は心配するなと言ったがそうじゃないよ。
それに俺っちや陽加には大輝が好きだから
離ればなれになりたくない。
差別ももうしない。大輝は大輝だから。
嫌いになんかならない。
「選択肢は陽加を諦めるか奴を消すかだ。
奴は一時気絶させて救出しても追ってくる。
俺は住所が割れちまった。
つまり俺は特定されてるから警察に突き出せるんだ。手配され引っ越そうが関係ねぇよ。
記録はあるんだからな、まぁ追い付かれた時点で俺は始末されちまうさ光希や多分咲哉も…
元CIAだ…躊躇う事もない。
陽加を取り戻すためになんでもする。
そういう異常な相手が敵なんだよ。
だから俺の指示で協力しないなら1人で行く」
「大輝……分かった」
「残るか?」
「違うよ……俺っちは行く。
大輝を信じてるから。それに恋人だよ?
もちろんヒットマンやってたのは驚いたし、
怒ってるよ。でもねさっきの答え……
俺っちは大輝を絶対嫌いにならないよ。
何度も助けてくれたし、大好きだから
俺っちもアイツから殺気は感じたのは確かに
ある。
でも最後にしてほしい絶対に…大輝約束ね。
終わったら今度こそ3人で幸せに暮らそうね?シロと」
色々聞いてみて俺っちも決めた。
これで最後だと信じて一緒に行く。
今度こそ3人で幸せに暮らしたい…
それだけだから。
でも大輝は相当覚悟してるけど少し胸騒ぎがする。
大輝に何か起きてしまうんじゃないか?
夜中になって車に乗り込んだ。
咲哉と後ろに乗って大輝が運転した。
やっぱり大輝の雰囲気が違う……
遂に陽加を助けに行けるんだ。
俺っちは監禁される怖さを知ってる。
俺っちと同じ1週間経った…
陽加今行くから頑張って耐えてね
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