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67 光希の実家突撃

「本当に良いのか?」 「計画は変えたんでしょ? 俺もやっぱり迎えに行きたいし」 「良いんじゃないかな?邪魔にならなければ」 「邪魔になんかならないし」 「でも今回は簡単だけどミスはしたくない。油断はしないようにね?」 「分かってる」 「よし着いたぜ」車を停めて準備をした。 全員黒服で目出し帽被った。 監視カメラはJの強力者が切るらしい 通信機を渡され片耳に付けた。 「ホムラ準備は?」 《いつでもOKだせ?》 俺にも聞こえるんだ?凄いなー映画みたい 「よし」カッチャン! 「大輝それ!」 「大丈夫モデルガンだよ。念のためな」 「良かった」「じゃあ行くぞ」 サッサッサッ 玄関まで着いて咲哉が鍵を開けた 2人は光希の両親の位置を確認したら、即動きだし 「なんだお前ら!ウワッ」ドスッ 「イヤー」バタン! それぞれ技を決めてあっという間にダウンし、手錠を後ろではめて座らせた。スマホも出した。 「やっと話せるな」大輝は変声機を使ってる。 「なんだお前ら金か?」 「光希を引き取りに来た」 「何をバカな!お前らか? 光希を匿ってたのは!」 「お前らは息子が心配等ではなくプライドだ そうだな?その上虐待が趣味か?竹刀たまには叩かれる側の気持ち味わってみるか?」 「なんだと? 何の事か分からんないなとにかく 光希を誘拐する気なら警察を呼ぶぞ?」 バシーン! 「ウワッ!」 「どうだ?光希に与えた痛みは気持ちいいか?後これを見ろ……さっさと見ろ!」 これがダークナイト大輝の本質なのかな? でもまだ完全本気じゃないだろうけど 父親の顔を上げさせて 大輝は不正の証拠を提示した 「これは!なっ!なぜバレてる?」 「この証拠を警察やSNSで会社名までばらまいたらどうなるか分かるだろ?朝倉さんよ」 「あなた達私達を脅迫する気?」 「引き換えにと言いたいのか?クソッ」 「ああ脅迫だ、だが俺らの指示どおりに動けば見逃してやる」 「なんだ?」 「光希を書類上死亡させる。焼身自殺だ。 身代わりの死体や周りは手回しした者達が偽造する。お前らは本当に死んだように葬儀から書類上の流れをやるだけでいい。 簡単なことだけすればいいどうだ? 面子は守れるぞ、同情もしてくれるさ。 今すぐ決めろ応じるかあんた達が終わるか」 「チッ分かった飲もう、 その代わり証拠は漏らすなよ?」 「もういいあんなガキ欲しければあげるわよ」 「あんたらも口を滑らせるなよ?光希は?」 鍵を貰い咲哉に見張らせ大輝と鍵を開けて入った 「おい!光希」 「えっ?その声はたい…」 「シッ今は名前呼ぶなとりあえず車行くぞ」 「俺もいるよ早く行こ?」 「ダメ……俺っちは行けないよ」 「光希、両親とは話付けただから来い。 それともお前は両親と居たいか? 出たら2度と会えなくはなる」 「ううん。分かった…行く」 「光希」 「親父お母さん、結局俺っちは息子じゃないんだね。2人のお飾り人形……さようなら」 「早く出てけクソガキ」 「オイッ!互いに口外はなしだ。 破ればお前らが終わりだ。それを覚えとけ」 手錠外して俺らは引き上げた。 車で移動した。無事に済んで良かった。 「ホムラ聞いてたな?奴らは合意した」 《ああ、後の事は任せろ、身分証も作成済みだし、朝倉光希は死んだ以外はなにもない。 これで2人はめでたく解放だな》 「ああ、また何かあれば連絡する」 《ハァ便利屋じゃねぇが、 お前をスカウトしたのは俺だ。いいだろ》 終わったみたいだ。今回は呆気なかったけどそれに越した事はない 「光希良かった。心配したよ」チュッ 後部座席で光希を抱き締めた 「陽加大輝…ありがとう…咲哉も」 「もう大丈夫。俺らは今度こそ3人で居られるからね?」 「うん…ウウッ怖かったよ。アイツらも同じだ。暴力ばっかりしてきて…もう親なんかじゃない」 自宅に着いて借りた装備は全てくるまに残してあとから来た男が持っていった。 入口前で 「じゃあ僕は帰るからまたね皆」 「咲哉顔色良くねぇぞ? お前やっぱり体調悪いんだろ?病院行くぞ? 陽加光希をたの…」 「大丈夫!タクシー呼ぶからいいよ、 言った筈だよね? 陽加と光希の心配だけしてってさ、 またね大輝」 「咲哉!待てよ」 咲哉はふらふらに去っていきタクシーに乗った 確かに調子悪そうだったけど大丈夫かな? 「とにかくウチ入ろう」 俺達はようやく3人で帰宅出来た。 「ハアやっと揃ったなぁ、お帰り光希」 「大輝ありがとう… 俺っちもう帰れないと思ったから…嬉しいよ、やっと俺っちも陽加も解放されたんだね」 「うん、今度こそ本当に幸せに暮らせるよ、 大輝や咲哉、まぁJの人のお陰でね。 ありがとう」 「ああ、だが暫くは中央町の繁華街は行くなよ。騒動が落ち着くまではな」 勿論危険だし、今は大人しくしてるしかない。 もう騒動は嫌だから。 光希も帰って来た事だし、 後は幸せ生活になりますように

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