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83 2人のいない1日…翔太との再会
今日は大輝は悠里さんに会いに行った。
本人は最後の話し合いだと言ってたが本当に
そうなのかな?
でも大輝を信じよう
光希もシロ連れて違うカフェに友達と行った。
今は俺1人かぁ暇だなぁ
ウィーン
誰だろ?あっ……
「もしもし」
《やぁ陽加ちゃん久しぶりだね?今日良かったら会えないかな?お茶だけでもいいからさ?》
スパリゾートで助けてくれた翔太さんだ……
暇だけど浮気にはならないのかな?
まぁ今日は皆居ないし
「良いですよ」
しっかりおめかしして待ち合わせに着いた
「陽加ちゃんお待たせ、あれっ少しメイクしてるんだ?お肌ケアしっかりしてるね」
「前はプール場でしたしね…」
俺達はカフェに入り、アイスティとケーキを頼んだ。翔太さんはコーヒー
「スパでは本当にありがとうございました」
「全然気にしないで相手が悪いだけなんだからさ?犯罪者とか素行の悪い奴が嫌いなんだ俺」
「そうなんですね……」
なら大輝なんかは嫌いなタイプなんだろうな
「所で陽加ちゃんは高校生?彼氏は大学生くらいの歳っぽくは見えたけど」
答えづらいな……まさか中卒で身体売ったり溜まり場居たりなんて言えないし、でも学生と言えばどこのか聞かれそうだし難しい
「一応17です。
色々事情あって学校やめてバイトしてます、彼もバイトやPCでも事業やって稼いでるみたいです」
彼はじっと顔を見ている、なんだろ?
「事情かぁ、もう1人いた光希くんだっけ?
彼は友達なの?」
「光希も同い年で3人で付き合ってますよ」
「3人でって陽加ちゃんは不満はないの?」
何が言いたいんだろう?
さっきから詮索ばかりしてくるけど
「3人とも長い付き合いだし不満なんかないですし、むしろ今幸せですよ」
「そう……」
「翔太さんはどうなんですか?」
翔太さんはそれなりにいい大学に入ってる。
心理学部らしい。
俺にとってはめんどくさい相手かも。
挙げ句は空手を長年やってるらしい、
しかも現役で今もだ。確かに多少筋肉質だ。
彼女彼氏はなく家族関係も良好。
ごく普通の家庭育ち。
「で大学の仲間とスパに行ったら君らを見つけたって事」
「前に一目惚れしたと言ってくれましたが俺は彼氏がいますので応えてあげれないです、
ごめんなさい」
「また聞くようだけどあの彼氏といて幸せ?
なんか負のオーラを感じるけどな」
「もちろんです、何が言いたいんですか?」
「別に、
ただ可能性0ではないかもなと思ってね、だって彼……」
何コイツ……ニコニコしながらもなんか腹立つ!
段々イライラしてきた
バァン!
「いい加減にして!ないですよ!絶対に」
・・・・・・
しばらく無言で目があった後
「今日は怒らせちゃったみたいだね帰るよ」
店の支払い出してくれて俺達は出た。
やっぱり来なきゃ良かった。所詮はこの人も身体目当てなんだろう……
別れる際に
「じゃあ失礼します」
俺は機嫌悪くなってたが、
彼の最後の発言に驚きを隠せなかった。
「うん、じゃあね…井上康雄さんの息子くん、
君の彼氏.ダークナイト大輝.にもよろしくね」
えっ?なんでそれを?
「待って!なんで親父の事!……」
引き留める間もなくタクシーに乗って行ってしまった。
翔太…………何者なんだろ?
井上康雄、ダークナイト大輝
なんで親や大輝の事知ってたんだ?
もしかして立花グループの残党?にしては若いし、じゃあJのメンバーとか?他の組織?
考えたらキリがない……
でも翔太は敵の可能性が高まった
とにかく帰ったら大輝に知らせないと!
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