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87 謎の青年・東翔太の目的

「本当に1人で大丈夫か陽加?」 俺は今からバイトだ。悠里さんもいるけど、2人で話し合ったみたいだし、あまり大輝の事は触れないと決めた。 で大輝が心配してるのは翔太さんだ ホムラさんから正体聞いてから数日経った 「大丈夫だよ、時計に発信器まで付けてるんだから、何かあればすぐ連絡するからね?」 「分かった、気を付けろよ?」 「うん、行ってきます光希をよろしくね」 チュッ 光希は体調不良ぎみで昨日から寝込んでる。 病院には行けないし、医療専門の咲哉もいないし、伝の闇医者も咲哉しか知らないそう…… すぐ良くなると良いけど さぁ着いた……よしっ 「おはようございます」 「陽加くんおはよう、今日から新メニュー出来たから悠里くん来たらミーティングします」 「分かりました」 休憩室で準備してたら……ガチャン 「あっ…陽加ちゃんおはよう」 「悠里さん…おはようございます」 いつも通りで安心した。 ミーティング後開店した。 今日も特に問題なく落ち着いて仕事が出来た、けど午後になって カランカラン 「いらっし……」 えっ?東翔太……だ なんでここに?いやっ調べたんだな! でもどうしよう……職場だしスマホも手元にない まさかそれを見越して? 「やぁハニー」 何がハニーだ!でも追い出す訳にもいかない 「こ…こちらへどうぞ」 まぁ人のいる店で何かしでかしたりしないか… でも油断しないようにしよう 彼はカウンターに座った。 「いらっしゃいませー」 通りすがりに悠里さんが挨拶した 悠里さんは知らないからただの客と思ってる。 「アイスコーヒー1つ下さい」 「かしこまりました」 コーヒーを出して離れようとしたが 「もうすぐ閉店だよね?」 「それが何か?」 「少し話したいなと思って会いにきたんだよ」 この人本当なんなの? 「お断りします!」 「なら君の彼氏の罪の証拠をマスコミ各社やネット、警察に晒すだけだ」 コイツ!完全に脅してきてるよ 「脅迫する気ですか?」 「とにかく仕事終わったら駅近くの公園必ず来た方がいいぞ?あっ彼氏や誰かに伝えようとしたら決裂だからね?色んないみでね,フフッ じゃあお会計お願い」 この男……やっぱりヤバい奴だ 「ありがとうございましたー、 陽加ちゃんどうかした?」 もし俺を監視してるならここは悠里さんに…… いやっ悠里さんは巻き込んじゃダメだよね 大輝? 「何でもないです、もうすぐ閉店ですね」 とりあえずアイツが来たこと以外は平和に終わった。 「「お疲れ様でした」」 「はい2人とも気をつけてね」 帰り道 「ねぇ陽加ちゃん彼氏は元気?」 悠里さんも互いの話をする時は大輝と同じ顔だ 悲しい表情を見せる。 「元気ですよ、悠里さんはどうですか?」 「うん……何とかね」 公園と駅の分かれ目に来た……どうしよう 大輝に連絡出来ずに来てしまったし、人も少ない。もう誘拐とかはされたくない 「じゃあねお疲れ様」 「あの!」 「えっ?どうしたの?」 やっぱり巻き込めない…… 「ごめんなさい、何でもないです……お疲れ様でした」 何とか悠里さんと分かれて目的地に着いた ガシッ! 「いやっ!ウウッ……」 後ろから抱きついてきた……まさか! 「陽加ちゃんいい匂いだね」 バッ! 「離して!警察呼ぶよ」 「呼べば?でも困るのは君じゃないのか?」 脅迫の事?それとも俺自身の事? 「貴方は何がしたいの?目的は何?大輝? それとも俺?」 「本当に陽加ちゃん君がほしいんだよ。 記録で見た時一目惚れしたんだ。 その可愛さ堪んないよ」 やっぱり異常な奴だな ナイフ持ってたら怖いな……大輝 「確かに俺は可愛い系美少年だよ? でも彼氏いると何度も言ったよ」 「あのダークナイト大輝ねぇ、 君らも調べたんだろ?俺もJのメンバーだと」 「聞いたよ、なんでJに入ったの?」 「へぇ俺に興味持ってくれてるんだ? 嬉しいな」 この翔太って奴話してるとイライラしてくる でも刺激しすぎると何してくるか分からない 冷静にいこう 「ただ聞いただけだよ」 「それは俺と付き合ったら教えてあげるよ、 それより身体で相性確かめてみないか?」 それって抱かせろって事……冗談じゃない 「絶対いや!俺に手をだしたら大輝が……」 「奴がなんだ?殺すか?」 「それは……」 もう人殺しはしないと約束したんだ…… どんな最低な奴でも 「陽加に手を出せば容赦はしねぇよ」 大輝?来てくれたの? 「大輝ー」バッ! 俺は抱きついた後後ろに隠れた 「また会いましたね,ダークナイト大輝…」 「ブラッドリッパーってコードネームらしいな会いたくはねぇが、テメェとは1度話しておこうと思ってたしな丁度いい」 「大輝どうして?」 「悠里だよ……」 えっ悠里さんが? 「でも大輝」 「陽加の様子がおかしいから様子見てあげてと連絡来ただけだ」 悠里さん……ありがとう 「さてテメェにはいくつか聞きてぇ事がある」 「良いでしょう、望む所ですよ先輩」 お互い睨み合ってる……どうなるんだろう?

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