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92光希と直人の恋路2 《光希視点》

直人に声をかけられて3人でまた溜まり場の隅で話し合いを始めた。 例の話を大輝に話してみた 「なるほどな……」 「ごめんね勝手に……でも大輝が嫌なら俺っちは行かないよ?」 「光希は直人が好きか?」 「えっ……それはまだなんて言ったらいいか、 まだ分からないけど大輝の事は勿論大好きだよ?でも直人の気持ちを聞いてチャンスをあげたいのと自分の気持ちの確認をしたいの…… 一度離れてみて大輝の元に帰りたいか直人と居たいかを……最低だよね?」 「そんな事ないぞ? お前がしたいようにしてほしいと思ってる。 勿論寂しくなるし陽加の意見も聞くが俺は強制したりはしない。賛成するよ。 だがもし嫌な事あったら直ぐ帰ってこいよ?」 「光希に嫌な事なんてしねぇよ! むしろ二股してるテメェの方がよっぽど……」 「直人やめて! 大輝の悪口言わないって約束したでしょ?」 全く直ぐ始まるんだから、大輝に敵意さえなければいい男なのにさ 「分かったよ、でいつから来てくれるんだ?」 「帰ったら陽加と話して決めるよ。 また連絡するからさ」 「ああ、じゃあ今日はこれでな」チュッ 久しぶりにキスされた、しかも大輝の前で なんか複雑だな、、、 「帰るぞ」 「うん」 手を繋いで帰った。 だいぶ涼しくなってきたなぁ 「大輝ごめんね勝手に話進めちゃって、 でも大輝や陽加が嫌いになったわけじゃ……」 「また自分は邪魔なんじゃないかみたいに直人に言われたんじゃないか?」 「だって最近は大輝ったら陽加ばかりじゃん、あと悠里さんとの事とか……あっごめん」 悠里さんの名前出したら大輝の手に少し力が入った……けど直ぐ緩ませてから 「いやっ……確かに言うとおりだ。 俺が一番中途半端してるよな? それでお前らを不安にさせちまった。 悠里の件は終わった。だがこれだけは言わせてくれ、俺は陽加も光希も大事だ。 ただもし直人が好きなら俺は応援する。 陽加にもそう思ってる、 2人が幸せになれるなら構わないさ」 大輝らしい言い方だね、彼はいつも自分は後回しで周りを優先してしまう。 彼はあまり自分を大事にしてないようにも感じる。危なっかしいと言うべきかな、死ぬ事も恐れてないようにも見えるし、そういう訓練や現場で経験してきてるからかもしれないけど。 けどちょっとは嫉妬して止めてほしい気持ちもあった。 これが陽加だったら大輝はどう返事してたかな?全力で止めた? ダメだ……嫌な奴になってるよ俺っち まだ直人と付き合った訳じゃないし、しばらく直人んちに泊まるってだけなんだから 「そっか、分かった」 「まぁ陽加はなんて言うか分かんねぇけどな」 「だね、帰ったら話そう?」 自宅について 「改まって話また何かあったの?」 「うん実はね……」 陽加にも直人としばらく暮らす事話したら 「なんで?大輝や俺の事嫌いになったの?それともまた邪魔とか思い始めたの?」 「違うよ陽加、直人とねちゃんと話してみて彼の気持ちが伝わったと言うべきか……だからチャンスをあげてみようと思ったの、陽加ごめんね、でも3人でずっとなんてのも難しいと思うし、陽加と取り合いにもなりたくない」 「光希……」 「陽加、光希も考えて決めたんだ、それに今回は明確に場所が分かってし、近くだから会えなくなる訳じゃねぇから行かせてやろうぜ?」 陽加はまだ不満そうな顔してる 嬉しいよありがとうね陽加 「直人の家なら確かに近いけど……分かったよ 光希も大輝も決めたなら俺も賛成するけど、 これからは大輝1人占めしちゃうからね? 2人でラブラブ生活しようね大輝?」 「あ……ああそうだな」 「あっそういう事言うんだ? じゃあ明日にでも行っちゃおー 荷物少ないし、準備しちゃうね」 「フフッ寂しくなるなぁ、気をつけてね? 後直人も悪い奴じゃないし、勿論光希次第だけど、もし付き合わなかったら帰っておいでね?」 皆笑顔になった 「うん分かった、前みたいに親友としてちょくちょく遊ぼうね陽加」 俺っちは昔から気まぐれで転々としてきた… 大輝の事は好きだけどいつかはどちらかが譲らなきゃいけないと思う。 俺っちは陽加と2人で幸せになってほしい… だから俺っちも旅に出る決心をした。 多分俺っちはもうここには戻らないと思う いっぱい迷惑かけちゃったし、何度も助けてくれた…… 十分楽しかったよ陽加大輝 もし直人と付き合っても近いし、親友に戻るだけだから寂しくないよ。 俺っちは陽加と大輝ののおまけに感じてるのは事実……だから逃げたいだけなのかも。 正直自分でも分からないけど 俺っちって最低な人間かな? 大輝…陽加 とにかく直人に知らせて明日からお世話になろう

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