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105光希と直人の恋路4《光希視点》

直人の家に来てからしばらく経って彼は約束通りまだ手を出してないし、 少しずつ距離は縮まってきてそろそろいいかなとも思ったがまだ… 「なぁ光希そろそろ本格的に決めないか? 俺は生活も普通で悪事だってしてねぇし、本気で想ってる。 大輝や陽加がまだ気になるのも分かるが、光希このまま俺と居てくれよ」 確かに直人は俺っちの為に堕落した性格を直してきた。 その結果仕事も順調で家事も手伝ってくれるし、デートも楽しいし、何より俺っちも直人に惚れてきてると思う。 でも迷いが出てしまう…俺っちも直人を傷つけてる 「分かってる、俺っちも直人が好きだよ?でももう少しだけ待って? もう少しだけでいいから」 「分かったよ…俺は信じて待つからな?」 大輝か直人か…正直どっちを選ぶとかしたくないけど、 大輝には陽加が居て俺っちが居なくなってどうしてるかな? 寂しがってる?それとも2人で幸せに暮らしてる? 陽加に電話してみようかな 《もしもし》 「ヤッホー陽加」 《光希、あれから直人とどう?》 「うーん、ちょっと前進してるかな?直人も大事にしてくれるしデートも楽しかったよ、でもエッチだけは大輝の方がいいかな?」 本当はまだだけど以前はよくしてたから比べられるけどね 《相変わらずだね、 でも俺も大輝と2人で生活してみて新婚みたいですごく嬉しいの》 陽加…やっぱり俺っちが居ない方が幸せなんだね… 「ふーん、俺っちはやっぱ邪魔だったんだ?」 《あっ、違うよもちろん寂しいけどなんか2人で暮らすって暴君の正人だけだったし、こんな彼氏が優しくて幸せな生活経験がなかったからつい》 あのクソホスト懐かしいなぁ、言いたいことは分かるけど… 「分かってるよ、2人が幸せならそれでいいけど。 まだ直人と恋人ではないからどうなるか分からないよ? 俺っちと直人が両想いになって初めて付き合えるんだから」 《そっか、大輝にも伝えとくよ。頑張ってね》 なんかずっと気になってたけど声が元気があまりない気がするんだよね 何かあるのかな? 「陽加は大丈夫?トラブルとかもない?」 《うん、大丈夫こっちも心配しなくていいから、シロも元気だよ?》 「良かった、今度一緒に散歩がてら遊びに行こうね?」 シロにも会いたいな、 陽加も会えば何かわかるかもしれないし、すぐ抱え込んで爆発するタイプだから何かあるなら知りたい 「うん、じゃあまたね、直人によろしく」 通話終えてみて思ったのは陽加は俺っちの応援ばかりであまり寂しがってなさそうな発言ばかりで少し悲しかったけど、 「陽加だろ?大丈夫か?」 「分からない あまり寂しがってなかったし、むしろ新婚みたいで嬉しいだってさ、、」 「なぁ光希嫌われ覚悟で言うが悪口じゃない、これが現実なんだよ。いっぺんに2人も愛せて上手くやれるなんて夢だ、必ず奪い合いになる日が来る。親友でもきっかけ一つで関係が壊れる。だから離れれば友人としてにお前らは戻るだろうがそれは保てる。憎み合う事になるより遥かにいいさ。 俺と付き合っても2人との交流はしていい。後は光希が決める事だ。 これ以上は言わねぇから返事が決まったらいつでも言ってくれ?家にはいつまでも居ていいんだからな?」 確かに直人の言う通り…陽加と大輝が幸せなら譲るけどそれを理由に付き合うのは直人にも失礼になっちゃう。 もう少しだけ待ってね?直人 「分かった、直人ありがとうね大好き」チュッ お礼に抱きついてキスしてあげた 「光希…これから仕事行くのに理性保てなくなるだろうが」 「早く出ないと遅刻だよ?」 「あっ!じゃ行くぜ」 「行ってらっしゃいー」 さて俺っちはお世話になってるし、家事だね。 もし直人と恋人になったら俺っちもバイトしようかな? それにしても陽加の元気のなさが気になったけどまたトラブルになってないといいな

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