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120 執着する父親と父親を恨む息子の思い R-18

もうすぐ夕飯の時間なのに大輝が帰ってこない 何かあったのかな? ウィーンウィーンウィーン スマホが鳴った、大輝かな?と思ったけど番号がない……… 誰だろう? 大輝もいないし怖いけど電話だけならと通話ボタンを押してみた。 「もしもし…?」 《やぁ陽加、パパだよ?待たせてすまなかったね》 親父!なんでこの番号…いやっなんでも調べられるんだよね 「今更何だって言うの?滝を殺したことも聞いた、滝は友人だと大輝には言ってたのに最低すぎる!」 《私を裏切った報いだよ、それに殺したのはパパじゃないぞ?秘書がやった事だ。今日はどうしても声が聞きたくてねぇ、我慢できずに連絡してしまったんだよ。だがもうすぐ向かいに行ける》 「部下なら指示したアンタが殺したのも同じじゃないか!俺はアンタなんか二度と会いたくもない!」 《お前は分かってないようだがこの国もどこも腐ってる。パパは行動を起こし、私達が国を目覚めさせることだ》 親父は今や反社の人間、何をしでかすか分からない分怖い 「何をするの?テロでもする気なの?組織作って武装集団を結成して、映画みたいに国会にでも乗り込む気?正気じゃない」 《ダークナイトやJどもは私の抹殺に血眼だろう?お互い様さ。 そろそろ決着をつける頃だ、今日は挨拶代わりの電話だ。 陽加アイツに伝えとけ、もうすぐ舞台が始まるから心構えしとけとな》 親父が動き出すって事かな?嫌な予感がまたしてきた…… 「最後に教えて、なんでお母さんのお墓に今更通ってるの?罠だって誰でも分かるのに、親父だって分かってるでしょ?なのに……」 《………またすぐ会えるよ陽加いい子でな?》プツン 少し間が空いた…本当はまだちゃんとお母さんの事… いやっあんな奴人間じゃないさ、今更罪滅ぼしにならないよ! お母さん俺間違ってる?どうしたらいい? しばらく放心状態で立ってたら、ガチャッ 「ただいまー」 大輝が帰ってきた。 「あっお帰り大輝、すぐ食事用意できるからね」 「あ、ああ」 それから夕食を食べてるけど大輝唇切れてない? 怪我したのかな?それとも… とにかく食事終わったらまた井戸端会議かな? その後洗い物やある程度の事は済ませ終わり、大輝に切り出してみた 「大輝その、、親父から井上靖雄から電話来たんだ」 大輝はかなり驚いた様子で 「なんだって?いつだ?」 俺のスマホチェックしてるけど履歴にはない 「大輝が帰ってくる少し前だよ?番号もなかった」 「奴はなんて言ってたんだ?」 俺はさっきの内容を全て話した。大輝は少し考え込んだ 「もうすぐ舞台が始まるってのが気になるな、奴らの何か作戦が始まるって意味かもしれねぇな、陽加こうなったら話すが俺も井上の部下と遭遇して少しだが戦闘にもなった。でかい○○公園でな」 詳しく聞いた。やっぱり怪我はそういう事だったんだ…… あの公園はかなり綺麗で広いけど意外と人が少ないイメージなんだよね。 「NGTが動き始めたって事で1番は大輝がターゲットでだから心構えしろとか右腕を送ってきたりしたんじゃないのかな?」 「正直まだ分からねぇがこっちも早く終わらせてお前と平穏に暮らしたいだけだ、その為にも頑張ろうぜ?」 でも太田さんや刑事の桜木さんは大輝にも罰を求めてる…… そうなったら大輝は…… 「全て終わったら2人で逃げよう?大輝が捕まったら死刑か終身刑でしょ?多少免除されても無期懲役で何十年も刑務所なんて俺には耐えられない」 「逃げてもいずれは捕まるし、全国に顔を晒され指名手配されるだけだ。その件は最後に考えようぜ?正直俺達とて生き延びられるかも分からねぇんだ。今は目の前の問題を片付けようぜ?いいな?」 まだ納得できてないけど、確かにいつ殺されるかもしれないんだ。 今は一つ一つ解決していこう チュッ…レロッ…チュッ 今夜も深く愛し合った。 大輝に乳首を吸われ首筋もまたキスマークつけられて あそこの前を責められて気持ちい 「アアッ…大輝、好き…」 大輝の大きいの思いっきり加えた ジュポッジュポッジュポッジュポッ 「陽加良いぜ、どんどん上手くなってるな」 しっかり奥までしゃぶってゆっくり舐めまわした 最期はいつもの自慢のこのお尻に大輝のがズブッ…来た! 「アアッーーーアンッ!いっぱい突いてー」 「やらしい陽加、俺以外感じなくしてやる」 パンパンパンパンパン 「アンッ!とっくに…そうだよ、アアッ」 バックに正常位に駅弁までしちゃって何時間も抱かれてた。 もう大輝と離れ離れは嫌、大輝も俺以外抱けなくしてやる 悠里さんの事も忘れるくらいに、俺も悪い奴になってきたかな? でもこの程度の嫉妬は恋人として当たり前だよね? 「アアッ…んん…大輝またイクー」 「俺もだよ、じゃあ」 パンパンパンパン 「「アアッイクーーーー!」」 ドピュッドピュッドピュッ…ドクッ チュッチュッ ジュルッ!大輝が抜いたらまた垂れる程いっぱい出されちゃった。 キスで余韻を満たした ごめんね大輝俺が女性だったら子供産んであげれたのに…… 「ハァすごく良かったな?大丈夫か?」 「うん、ありがと、ずっと一緒だよ?」 「もちろんだ、よしっ風呂行くぞ」 お姫様抱っこで連れてってくれる…… もう夜中の1時、熱い夜も終わって幸せ絶頂 けど俺達はまだ知らない、この幸せな時間が今夜終わる事を… 幸せな時計は遂に止まった…… そして地獄の針が進みだす……

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