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121小野田令子内閣総理大臣の野望《小野田初視点》
「総理、貴方は減税政策に成功させたと仰いましたがその分今年より防衛省への費用過去にないほどが増えてるこれが事実なら国民への負担は事実上変化が見られず隠れ増税とまで言われていますがなぜ防衛省であってなぜ予算上げを行っているのか総理お答えください」
毎日毎日同じことギャーギャーうるさい連中ね
特に最大野党の平和党の議員共は特に
国会で手を挙げた
「小野田令子内閣総理大臣」
議長に呼ばれて立ち上がり発言した
「えー私が防衛費予算を上げましたのは、現在他国で行われてる核実験に対抗処置の一環として迎撃ミサイルの配備も増やす必要がありますし、各自衛隊を含めた防衛費や新たに発足させたスパイ防止法の施行等の変化に基づいて上げたもので国民への負担が増えたという訳ではございません」
「総理は迎撃ミサイルやスパイ防止法等を挙げられましたが、一方の噂では刑法改正や核保有法案の検討、つまり日本も核の保有の為の準備費用にしようとしてるのではないかとの意見もあります。実際総理は以前より核保有も日本も核保有が必要などとご自身発言もされています。そして多くの国民、特に被爆県の核兵器反対の団体や県知事や各地方議員からも非難の声が多く出てますがこれはどうでしょうか?」
「正直申し上げます、私は内閣総理大臣として核兵器の保有は必要だと考えております」
「また国を戦争国家にする気か!」「アメリカと戦争になるぞ!」
「だったら戦争犠牲者や犠牲者家族に言って来い!」
ヤジばかりで行動も出来ない野党集団がここぞとばかりにね
「えーですから以前にもお話しした通り、私も戦争国家に戻すのは反対です。提案する今回の憲法改正はあくまで戦争放棄は廃止せず徴兵制もなく国を独立させ安保条約は破棄はしますがアメリカとの友好関係も外交努力はいたします。被爆国であるからこそ今必要なのです。今世界情勢は不安定になりつつありいつ第3次大戦が起こっても不思議ではありません。今の日本ではまず一番に潰されてしますでしょう。しかし核を我が国が持ってるとなれば諸外国も簡単に手出しは出来ませんし、あくまで保有するのみで攻撃するための物ではないとご理解ください」
「誰が発射許可するんだ?内閣が変わったらどうすんだ?」
「保有すれば余計外国から狙われる事になるだろ!」
「独裁政権反対ー!」「同盟国にどう説明する気だ?」
車内にて
「ハァ、ホント国会答弁はイライラするわね」
「お疲れ様でした総理、これからあの方にですか?」
「ええ、行ってちょうだい」
私はこの国の汚さ、腐敗したゲスな老人達の行動を長年見てみた。
政治家を目指す前、私はただの戦場カメラマンだった
この日本でもっと他国の酷い情勢を知ってほしい思いでやっていた
悲惨な光景を多々目にしてきて、中東で国の軍に捕まり収容所に拘束され2年以上拷問やレイプまでされた。
でも私は必死に耐えた。
国の当時平和党政権のお気楽なジジイ共は私を見捨てた
解放されて、帰国しても誰にも喜ばれず役人は面倒だったと言いたげな顔していた。
拉致問題も同じと言えるわね
今この国はあまりに外交的に弱腰すぎる
戦争放棄、9条、自衛権、これだけでは不十分。
今どこの国もいつ開戦させるか分からない
そんな時日本は何もできませんでは遅すぎる。
条約通りアメリカが保護してもらえる確証もはっきり言ってない
何が言いたいかって?我々も戦力は必要という事
そう、外交でも力を持てば発言力も高まる。
言いなりの時代は終わり、核保有は日本を世界のトップクラスに導いてくれる。そして国内でも潜入してる各国の工作員たちを捕らえて処罰する。
核保有案件は議会を通らせれば野党も文句は言えないし、国民へはカリスマ性を生かしていかに今のこの国が弱体化してるか教える事。
まずは国民さえ納得させれば野党など虫けら同然。
私は常に先を考えて行動してる。
Jはいずれ影の内閣官房傘下のテロ対策組織にする。
と言ってもこれまでと仕事は同じで工作員の抹殺等だけどね。
あとは井上靖雄だけど彼はダークナイトと呼ばれた前田…いや桐原大翔に任せたけど彼は太田を始末せず証拠を一つ所有し、要求までしてきた。
けど彼の記録に経歴全て調べて仕事ぶりも見た。
結果として彼は邪魔な存在。
東の息子に倒せるか私は疑問だけど一先ず任せてみましょう
どうせ彼はいずれJや私達にも牙を剥けるでしょうし、太田と手を組んでるなら尚更よ。
「着きました」
相手の秘書に案内され中に通された
「どうも総理」
「ええ……井上靖雄さん」
そう私が会いに来たのは彼、井上靖雄
「早速だが業務提携して正解だったな小野田さんよ」
「そうね、で核兵器開発はどの程度進んだかしら?」
防衛費の上乗せは書類上なだけで実際は井上に場所を提供し、核兵器を開発させてるからよ。
「ライブ映像です、核実験はまだ法案を通していただけないと出来ませんが貴方の専門の人員と資金援助や作成図のお陰でこの短期間で50本は既に完成しました」
「ハハハ素晴らしいわ、この核兵器は全国射程に入る物で強みに出れるわ」
「我々の装備品も大量に頂きました。これで行動にも移せるでしょう」
「この国の平和ボケに漬け込めれば何でもしていいわ、作戦を開始して?
だけど暴走しすぎない程度にね?我々の理念を共有してこそのチームよ」
「分かっている今週中には動く、だが大輝の奴もいずれ現れるだろう」
「まず彼を始末していただけないかしら?
太田の証拠も持っていて彼も含めて始末してほしいわ、どんな手段も構わないから」
私は賭けてる、この男が死ぬかダークナイトが死ぬか
あるいは共倒れか?
彼の組織は少人数で作戦では捨て駒で理念と称して自滅していくでしょうし、桐原大翔は初めは私兵にしたいと考えたが私に反抗的で証拠まで持ってる邪魔な存在になった。
「なら計画前に始末しよう。証拠の確保も考えがある。
だがJに邪魔をさせるな?ここにおびき出す」
「大丈夫よ手を討つわ、じゃあここからは作戦通りにね?
じゃあ失礼するわ」
私は再び車に戻り発射した。
核は開発は出来た。
あとは国民を不安にさせ私が一気に味方にさせ核所有出来る法案を通させる。
核保有が成立したら大変な外交問題に発展するわね。
でもこちらも強気で交渉が出来る上に無許可で平然と領土に侵入する国にも圧力をかける。他国の侵略は決して許さず、こちらから仕掛けるような無謀な事もしない。全ては国の保護の為。
これから忙しくなるわね
「もしもし東官房長官?話があるから後ほどよろしくね」
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