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122動き出したNGT R-18《井上靖雄視点》複数視点
パンパンパンパン
「アアッ…アンッ!ごしゅじんさまぁ…ふにゃ…アアッ…っん」
「どうだ稲葉?興奮するだろ?オフィスでセックスなんてな」
「はじゅか…しいです、ごしゅじんさま、アアッイクーーイッちゃうー」
「私もイクぞーーウウ」
ドピュッドピュッドピュッ
私の陽加、もうすぐだ
「忙しくて久しぶりにたっぷり出たな、
それでこの前ダークナイトと対峙してどうだったかな稲葉?」
なぜバレたみたいな顔してるが当たり前だ。
私の稲葉を一時も目を離したりしない、ましては桐原大翔相手ならな。
「ごめんなさい、ご主人様。でも一度どれ程の人か知りたくて……」
「奴に惚れたか?ドキドキしたんだろ?」
「……でも僕はご主人様だけです、心から愛してますし、喜んで弾除けにもなります。信じてください」
忠誠心はあるのは分かってる、だが全く気がないわけでもなさそうだ。
質問した際答える前に間があった。
陽加だけでなく稲葉まで奪わせたりしない。
いや、陽加を取り戻す。
まぁあの面倒なオバサンの言う証拠も手に入れなければいけない。
対立は表向きで私とNGTの存在を知られ公安や国に今核の存在を公にしないために小野田と政権メンバー達はこんな茶番を作り、あえて私は暗殺や手配の的になった。
利害は一致して裏で協力し合い、核の開発を指揮して作っていた。
全ては国の為にとな。
旧立花グループの莫大な遺産も私が使えるようになり今は上級国民級だ。
あとはダークナイト桐原大翔の抹殺だ。
前総理の太田を奴に暗殺させようとしたのが間違いだ。
実際証拠を手にしてしまった等とミスまで犯して。
だが手にするのは簡単だ。
ここにおびき出し、始末するだけだ。
その為の準備は整った。
2人で風呂に入った後着替えてたら20過ぎだ
「では稲葉、奴と陽加を連れてきなさい」
「Understood master」
了解しましたかと言い奴は黒コートにいつもの格好で向かっていった。
《陽加視点》
あれから悠里さんは忙しいらしくてしばらくあれから会ってないけど、正直有難いと思ってる自分がいる。
ガチャ
「ただいまー」カチャ!
えっ?誰か後ろにいるしこの硬いのは…
「そのまま中に進んで下さい、僕は短気なので2度は言いませんよ?」
耳元で言われたけど声は若い人っぽそうな気はした。
アイツの部下かな?
とりあえず中に入ったら鍵をされて2人で土足で入る事になった
「彼を呼んでください」
「た…大輝ー」
バタン!カチャン!
寝室のドアからいきなり出てきて銃を向けてた。
「遂に乗り込んできやがったな、陽加を離せ!」
「良いですよ?はいどうぞ行ってください」
銃口を腰から外されてすぐ大輝の元に駆け寄った
「陽加、大丈夫か?」
「う、うんでもこの人誰?」
マスクにサングラスしてるけど髪は俺と変わらない感じで身長も小さい。
「NGTの稲葉とか言ったな、お前の親父の自称秘書だとよ」
親父の秘書?
「オイッ!部屋に乗り込んできた理由はなんだ?俺を殺すなら陽加を盾にしてる時に出来たし陽加を連れ去る事も出来た。お前らの目的が分からねぇな、どうしたい?」
「2人とも僕と来てください、外に車待たせてます。
ご主人様がご招待しろとのご命令です」
親父が呼んでる?もうアイツに会いたくない
「俺らに従う義理はねぇ、確かに井上は探してるがどうせ罠だろ?それに陽加は絶対連れてけねぇよ」
「では仕方がありませんね、貴方の大事な……」
俺らは画面を見せられ驚愕した
《大輝視点》
そこに映っていたのは…
「悠里?貴様ー」
俺はとっさに稲葉とかいう奴を掴み、壁に押し付けて首に腕と頭に銃を突きつけた。
「悠里を誘拐したのか?人質にするために」
「手を放して銃も下ろした方がいいですよ?悲惨な目に遭う前にね」
「クソッ!」カチャン!
奴から離れた。
「あと証拠も渡してください、この人の綺麗な顔が傷だらけになり両目も失うかもしれませんよ?」
この野郎、ん?証拠ってNGTが何故欲しがるんだ?敵の弱みを掴むためか?
「テメェ」
「1分以内で出て車乗らないとまず片目をくり抜くそうですよ?」
ワイヤレスで恐らく井上だな、クソッこの状況は不利すぎる。
悠里が人質にされてる以上はコイツを倒す事も出来ねぇ
だが行けば陽加が……クソッ
仕方ない、最後の望みに賭けるか
「これがDISKだコピーガードもされてる。ホラよ」
ヒュッ、俺は投げて取りずらい隙間にわざと落とした
奴は取り出すのに夢中なうちにある奴にメッセージを送り発信機を作動させた。助けになればいいが
「全く余計な時間稼ぎはやめてください、では行きますよ」
俺らはちゃんと着こなして陽加にもこっそり防弾ベストを着せた。
車に乗せられかなりの時間を移動させられ着いたのはなんと新潟だった。
田舎にプツンと軍事要塞みたいな作りをした建物がいくつもあった。
スマホや隠していた銃やナイフも回収された
俺らはある部屋に通され座らされた。
まるで社長室みたいにきれいだ。
だが数人の兵士みたいに武装してる男たちに囲まれてはいる。
「大輝……どうなっちゃうのかな?」
「陽加、命に代えても俺が助けるからな」
陽加の顔は沈んだままだ
ガチャン
相変わらずマスクメガネの稲葉とそして奴が遂に来やがった
「ああ陽加よやっと会えたね?」
これからどうなるか俺にも予想出来ねぇ
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