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124 NGTとの対決1《複数,視点》

連れ出され後《陽加視点》 俺は親父に連れだされて高級ホテルの部屋みたいな場所に連れてこられた。また犯されて言いなりにされるなんて嫌だけど…でも大輝が必ず助けてくれる。一緒に帰るためにも耐えなきゃ! 親父は俺の服を脱がし始めたけど抵抗しても怒らせるだけなのは誰よりも知ってるこの男の事は嫌でもね… 今は機嫌損ねず少しでも優しくしてもらえるよう祈るしかない。 性格上無駄かもしれないけど 「ああ、陽加陽加陽加、綺麗だよ?今度こそ絶対もう離さないからな。もう大輝は忘れなさい。パパと一生愛し合おうな?」 「あの稲葉って人特別そうに見えた、あの人と愛し合えばいいじゃないか」 「ハハハ陽加心配いらない、あんなのはただの奴隷だ。 パパが心から愛してるのは陽加だけだ安心しなさい」 嫉妬じゃねぇよ、あの人も忠実なのに可哀想かも、勿論誘拐されて腹は立ってるけど。それに…… 「じゃあお母さんは?お墓の事もまだ返事聞いてないよ?」 「陽加が戻った今もう必要などない」 「どういう意味?」 「さぁベッドへ行こう」 足には鎖で首輪までされてベットに寝かされた。 大輝ごめんね?帰ったら消毒してくれるよね? それまで頑張るから…早く来てね? 「チュッ…ほぉやけに素直に受け入れたな陽加?助けが来るから我慢すればいいとでも思ってるのか?」 「それは……」 「フッまぁいい、いい子にしてくれた方がやりやすいし、すぐパパに依存する」 覆いかぶさってきて思いっきりキスや乳首も吸われた 「アアッ、イヤン!」 「感度が上がったな陽加、大輝と毎日してたんだな?」パシーン! お尻を叩かれるのは我慢するのキツイ 「さてとこれからが本番…」ウィーンウィーンウィーン 親父のスマホ? 「チッ…なんだ取り込み中だぞ?」 《ダークナイトの収容部屋から大きな物音がしてると巡回者から、至急来てください》 静かだから俺にも聞こえた、大輝もう逃走出来たのかな? 「なるほど、稲葉に任せたのが失敗だったな、すぐ行く。陽加今日はもう寝なさい。これからはいっぱい時間がある。お楽しみは明日だ」チュッ キスしたら出ていった。とりあえず今日は何もされずに済みそうだけど大輝大丈夫かな?周り見渡したけど逃げれそうにないしドアの外に見張りもいた。とにかく今は何か考えながら待とう そう言えば悠里さんはどうしてるんだろう?ここに居るのかな? 現在に至る《大輝視点》 「ちひ…ろなのか?」 井上はニヤケて稲葉と呼ばれてた千尋は無表情で見てた 「…………」 「千尋生きてたんならなんで!」 カチャ! 「動かないでください 似てるようですが残念ながら僕は違いますよダークナイト」 どういう事だ?本当に本人か?そら似か? でも勘だが千尋本人な気はする。 だがそれなら演じてるのか?記憶がないのか? 「井上、これはどういう事だ?」 「稲葉は立花千尋で間違いない。DNAから歯形から全て一致してる100%だ。私はボロボロで放浪してる少年を見つけた時すぐ立花千尋だと分かったが話しかけたら彼自身の記憶は何一つなかった、多少やけどの痕はあった事から理由も確信はしてたがな。それから私が育て訓練し、紛争地等に連れていき実戦経験も積ませた。稲葉も私が名付けた。普段外出時はマスクとメガネ着用させ監視からも逃れてきたから法律上立花千尋は既に死亡してる」 千尋はあの父親が後から逃がしたのか? クソッもっとよく周りを調べるべきだった! 「そんな…千尋」 相変わらず無表情で目に光を感じない…一時期の俺みたいだ 「本人に自覚はない上今は私の奴隷の稲葉だ、記憶はなくしお前の事など覚えてすらいないハハハ滑稽だろ?立花グループ会長次男が今や私の奴隷で右腕とはな」 いやっコイツに洗脳されてる可能性もないとは言い切れない… 陽加に使用した薬物のように心身とも苦痛で支配されたか… 「千尋…何も、俺すら覚えてないのか?桐原大翔だよ」 「僕は稲葉です、勿論経歴は全て知ってますよダークナイト大輝」 「そうじゃねぇ!俺達は同級生で…特別な関係だったろ? 俺の事恨んでいても仕方ないと思ってる。 でも事実だけは話してくれ…頼む千尋」バーン! 千尋は銃を上に一発放った 「黙れ!千尋と呼ぶな!知らないと言ってるだろ! ハァハァ、ご主人様もう出ましょう? 段々頭痛くなってくるんです」 「ハハハ、知ってるぞ大輝、桐原大翔と立花千尋の熱い関係もな? それが互いに銃を向け合う、感動的だっただろ?まだ伝えないつもりだったが逆にいいタイミングだったかもな?お陰でお前も迷っているだろ? 一晩考えるんだな、手段はいくつか考えてるが素直に私の部下になるのが賢明だぞ?稲葉も来なさい」 「待て井上!正々堂々勝負しろ!千尋ーもう少し話聞いてくれ」 「明日話しましょうダークナイト大輝」ガチャン! 扉は閉められた。本当に記憶がないのか?爆発のショックで… だとしたらまた俺のせいで、千尋まで壊してしまった…… もういい…もうどうでもいい、いっそ殺してくれー 翌朝 《陽加視点》 ん?大輝?、ここは…親父の部屋だった。 いつの間にか寝ちゃってたんだ。 親父の香水もする。わずかだけどさっきまで隣で寝てたんだな それより大輝はどうしてるんだろう? 嫌な夢見た気がするけど ガチャン あっ確か稲葉って人が今日も似た服装でいかにも裏の人みたいで不気味。 入ってきて 「こちら着替えと朝食です」 着替えの時だけ鎖を外してくれたけどすぐ付け直された 「あの、大輝はどこ?会わせてください」 「黙って従って下さい、彼も松丸悠里も死にますよ? ご主人様の事は僕より貴方の方がよくお分かりでしょ? そしてご主人様に誰よりも愛されてる…… 僕はね憎くて堪らないですよ陽加さん、では失礼します」 出ていこうとしたから 「待って親父が好きなのか知らないけど俺がどんな酷い目に遭ったかまでは知らないでしょ?稲葉さんだっていつか殺されるかもしれないんですよ?」 「でしょうね…陽加さんも戻ったし、ご主人様が不要と判断したらそうなりますが僕はご主人様の為なら喜んで死にますよ」 そう言って出ていってしまった そんなの愛じゃないよ……あの人も何か訳有りの人なのかな? 前日夜 《桜木視点》 ピンポン 「失礼ですがどちら様でしょう?」 私は今ある人物宅の前に来ていた 「突然失礼します、私中央町警察の桜木と申します。 太田昭文さんと面会出来ないでしょうか?急用なのですが」 玄関前に黒スーツの恐らく警視庁のSPだろう、あんなことがあったから警護強化しているのかしらね 「申し訳ございませんが警察関係者でもお約束がない場合はお通しできません、後日警視庁の担当から話を通してください。」 「そういえば隅でひっそりと貴方タバコ吸ってたわね?」 賭けてみましょう 「だから?…」 だから? 「警護任務中喫煙なんて論外よね?規定にも違反する行動よ?同業を舐めない事ね、今すぐ通して!責任は私が押し入った事にするから」 「…わかりました、こちらです」 中に通されある部屋の扉前で止まった コンコン 「ああ、どうぞ」 「失礼いたします、首相お客様が緊急でお話があると仰られまして」 「私は中央町警察署の桜木と言います。 夜分で申し訳ないのですがお話があります。少しだけお時間下さい」 「君は下がっていいぞ」 タバコSP野郎はひっそりと出てった 「それで私に話とは?」 「前田大輝と井上陽加はご存じですね?」 彼はわずかに動揺したがすぐに切り返してきた 「聞いた事もない名だがそれがどうしたね?」 「私は彼らと話して総理の事も自供してます。私は追及しに来たわけではありません、先程彼らからNGT連れ去りとだけメールがありその後行ってみたら居ませんでしたしスマホも置いてありました。 ですが発信機がある場所で止まったまま作動してます。 恐らくスキャンされる前にわざと捨てて場所を知らせてると思いまして」 太田は真面目に聞いてる、彼らの言う通りの人柄みたいね 「なるほど、私を訪ねた理由は?」 「警察内部はては政府も絡んでる重大事件です。信頼できる人間は少ない、太田さんのお力も必要になるかと思いまして、今彼らはこの位置にいる可能性が高いです。心当たりはありますか?」 「まさか……もしかすると」 太田は驚いた眼で見ていた 「あるんですね?何があるんですか?」 「ここは元海上自衛隊基地だった。今は閉鎖された場所だが私がまだ首相時代に当時の社会党はあの場所に核開発施設にして、尚且つ実験場にしやすい日本海側の中部で国民に被害の出ない程の隅側で条件は揃っていた。可決出来たらその場所を再構築し核開発担当大臣という新たな閣僚を作りたいという話があの当時は密かにだが持ち上がっていた。その最前線で発言していたのが今の首相である小野田だ。当然私や平和党は実現等許さなかったがな。君はJという組織も既に知ってるんだね?」 私は頷くだけで、核開発の方に頭がいってしまった 「彼らは私を暗殺しようとした。Jの調査を徹底的に行い、糾弾する気だったが私を焦って暗殺させよう動いたのにはどうやらまだ奥にある裏の裏があるようだな、もしかしたらNGTも小野田と関係ある可能性も捨てきれんな」 「では彼らは核開発しようと動いてると思われますか? 小野田総理が主犯なら何故組織を分けて、しかもボスである井上靖雄を殺害しようとしてるんでしょうか?」 「考えてみたまえ、全てがフェイクだったなら辻褄は合う。小野田は仮にも内閣総理大臣で国のトップだ。それが表立って指揮を取って核兵器開発などしたら当然違法で条約違反で他国からは相当非難される、当然国民もな。だからあえて反社を語る組織に任せて、いざとなれば開発したのは奴らだと明るみになってもそう答えれるだろう。責任逃れだ。」 「では小野田総理と井上はグルで核兵器の製造も既に開始した?でも開発しても実験なんかしたらどこで行っても探知されますよね?」 「ああ、小野田らが何を企んでるかは掴めんかったが恐らく核保有の法案を出すべき時に出して通させて安保条約は破棄するだろ、当然相手国からしたら反逆に近い思いだ。下手したら戦争になってもおかしくないほど危険な行為だと言うのに、国中で認めさせれる何か大きな事を起こす気かもしれん」 「総理、とにかく私は捕らわれた桐原大翔と井上陽加の救出と証拠集めのために現地に潜入してみます」 「待ちなさい、実態は不明だがNGTは軍基地と変わらんだろう。 1人では危険だぞ?」 「でも見捨てれませんから、総理も解決は望んでますよね?貴方の仰る通り核など保有したら何が起きるか想像するだけで恐ろしいです。 またご連絡はいたしますので今日は失礼します」 「仕方ない、苦肉だが核を開発してるかまたは存在してる証拠さえ送ってもらえたら知り合いの私の今使える全権と平和党と自衛隊幹部に伝えれば警察と協力して施設ごと抑え込む。小野田や関わった閣僚も全て逮捕させ、その後首相候補を立てても社会党政権は破綻するだろう。平和党が政権を取り戻せば私が先導し立て直す、証拠の映像や画像だけで充分だ頼むぞ桜木君」 「了解しました総理」 ガチャン とにかく車を出した。 彼らの部屋に入った時一つのタンスにもう1枚扉があるのを見つけて開けたら銃や防弾チョッキ等装備品が揃っていた。 今手元にあり着いたら着替える、SAT訓練だけは少し受けた経験もある。 とりあえず今は2人の救出と出来たらNGTの実態も掴みたい 今回の件で一気に解決できると良いけど でもなんか嫌な予感が尽きないわね…… 間に合うと良いけど、私も命を選ぶ時が来たかしら?

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