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126NGTとの対決3 桜木刑事.核保管場発見と窮地《桜木警部補視点》

あれから何事もない、気のせいだったようね 隠れ場所を見つけて待機してたら真中君からの連絡でインカムに切り替えた 「じゃあ監視カメラお願いね」 《15秒以内に入れよ、コードは33785*だ。じゃあやるぞ》 スタートねダッシュでドア前に行き、コードを入力して開けて入り、すぐドアを閉じた 《ギリ間に合ったぜ?じゃあ後は自己責任だいいな?》 「分かってる、ここまでありがとう履歴は消去しといて」 勝手に巻き込んだけどこれ以上関わらせなきゃ恐らく危害はない筈。 それにしてもかなり思った以上に中も広いわねドーム並みと言っていいわ でも核の弾頭やミサイルも見当たらないけど階段上った先に管理室みたいな場所がある。 何か証拠になるものがあるかも 入り口前で銃を構えてゆっくり開いて入った。2人PCで作業してる男たちがいた。射殺は本意ではないけどここは日本と思わない方がいい 「動かないで警察よ!」 2人は銃を出そうとしたけど一人は射殺して抜く前に銃口を向けた。 躊躇えばすぐ撃たれてしまう…… 「貴方も死にたい?言っとくけど見ての通り躊躇わない。 私は一般の警察官じゃないわよ?銃をゆっくり出して捨てなさい」 「わ…わかったよ」ガチャ! 若いわね、彼は利用出来るかしら? 「核兵器本体はどこにあるの?二度は聞かないわよ、どこ!」カチャン! 「この倉庫の地下だ…操作すれば開く」 「あと井上陽加と桐原大翔はどこにいる?」 「桐原って名前は知らねぇがボスの息子は一番端の建物に居る、俺ら技術者や作業班以外大抵あそこにいる」 「なるほど、まずそのゲートを開けなさい」 「それは無理だ……な!」サッ! ピューン!バタン! もう一丁持ってたのね、でも抜く時隙がありすぎたわね? さてゲートを開ける方法は… ん?テーブルには核開発手順の資料がある、しかも東官房長官のサイン付きだわ。撮影していくつか探る内に鍵のかかった床下の扉を開けてみたら当たりだった。これは小野田政権が作成したであろう核保有法案の計画について事駒に記載されてる。内通してる者たち全員のリストもあった。こっちは小野田総理直筆のサインまでこれのページ全てを撮影し太田総理へ送った後メールは消去した。 《これで警察内部はまず腐敗を絶てるだろう、確認しておく、後は現物があればそこに応援部隊を派遣し、制圧出来る。確認頼むぞ。核弾頭一つでいい、確認出来れば全国に伝え、一斉排除も行わせる》 「よろしくお願いします、後は井上陽加と桐原大翔の事も太田さんどうか柔軟な対応してください、彼らは十分苦しみました。どうかぜひ」 《分かってる、最善を尽くして守ると約束しよう》 「ありがとうございます、核はこの倉庫の下に眠ってるそうです。ミサイル付きかは見てみないと分かりませんが、とにかくあるのは確かです。仲間の一人が自供しました。確認後動画を送ります」 よしっ資料は元に戻し後はあの下に眠る兵器を確認しなきゃいけない 核弾頭はいくつ存在してるのか 開ける方法は何?シンプルにこの蓋の下にある赤いボタンかしら? でもPCの中身も核弾頭の設計図だけどこれらだけじゃだめ 一か八かもう時間もないしいずれ発見されてしまう。 ポチッ! ブーンブーンブーンブーン! サイレンが鳴り始めた、失敗してしまったかと思ったけど、床のゲートが開き始めて私も流石に驚いて固まった。ミサイルが5発に核弾頭は数えきれないほどある。 なんてことなの……とにかくまずは撮影して証拠は揃った。 後は太田総理へ送ろうとしたけど圏外になってる……多分見つかったせいね。この音じゃ当然だけどこれじゃ応援も呼べない 入り口までダッシュして出れたは良いけど武装した連中がうようよいる。 私も終わりみたいね。奴らがパンドラを見てしまった私を生かす筈がない。 マイクロSDを外した。 ゲートは封鎖されて固められてる。 なら何とか大翔君たちの建物に慎重に彼らの捜索をやり過ごしながら入り口についてコード入れたら何とか開いた。 彼らはどこにいるの?逆にここには人がいない、まさか罠? 少し進むと階段があり上下あるけど監禁するなら地下な気がする。 私は勘だけは当たるから行きましょう時間がない 銃を持ち警戒しながらゆっくり開けた ここは複数の部屋があっただけどカードキーが必要みたいで開ける事は出来ない。 「桜木刑事か?」 ハッ! 声の方向に銃を向けたら、なんと…… 「大翔君?」 銃を向けてる桐原大翔がいた 「一体どういう事?何があったの?井上陽加は?」 「アンタを殺す」 後ろにもう一人男がいた、井上靖雄ね 「……なるほどね、私は撃てない、やるなら近くでやって?」 銃を捨ててひざまずいた 「……………………」 「桜木刑事ご苦労だったね、君の経歴も調べたよダークナイトの父親の警視庁捜査1課時代の部下だったとはとんだ因縁だな?」 「そういう貴方は指名手配されてるテロリストでしょ?元アメリカ合衆国CIA諜報員にして帰国後立花グループの裏組織に所属していた男が今や腐敗した政治と釣るんで核弾頭からミサイルまで開発して、いずれ自滅するわよ?」 「貴様らみたいな輩は本当に頭がなくて困る。もういい消せ」 「YES MASTER」 彼は近づいてきたが悲しそうな顔してるのは分かる。 多分、人質にされてるのね 最後の望みに小声で話した 「人質でしょ?私を始末したらSDの中身を何とか太田さんに渡すか送って?核の開発計画書や内通リストも送ったから警察や自衛隊も動ける、後は核の実物画像だけなの、それでNGTは潰せるし陽加ちゃんも救える。 最後に託すわよ桐原大翔くん」 彼は頭に銃を突きつけた 私は目を瞑った。 桐原主任…彼を責めないでくださいね? 彼もきっと最後は正義をしてくれます、貴方のように バーン! ドタン!……… 桜木幸恵 警部補  126…END 旧警視庁捜査1課 桐原班 生存者 0

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