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131核保有法案と大輝の行動開始 《複数視点》
《小野田視点》
計画が開始され、国中が騒がしくなり私達政府もバタバタしたが私自身が計画したのだから想定済みであり計画通りに事も動いている。
各地被害は数100以下で抑まり、気の毒だけど国を強くする明日の平和の為の仕方ない犠牲だった
「総理、今回国の主要都市同時多発自爆テロ攻撃は戦後最大の被害が出ました。国外の武装組織の関与も噂されてますがライブ配信で声明行ったグループの犯行だと思われますか?」
「えー現在警察や情報機関総力で調査にあたっておりますが可能性は高いと思われます」
「これまで総理は国の防衛力が低いためいつテロ攻撃を受けてもおかしくはないほど我が国は無防備状態だと仰られ、スパイ防止法や国家反逆罪という新たな法律も誕生しましたが、以降初のテロ攻撃について原因は防衛強化を強行した事で他国のテロ組織や反社会勢力に火をつけたのではないかと野党から指摘もありますが、総理は今後どういう方針を?」
「我々社会党は常々申してきました通り核保有案件こそ必要と考えており、今後我が国が攻撃を受ければ報復攻撃を行うと言う強い姿勢が必要なのです。今回政府としては支持率低下覚悟で議会に提出し、可決させます。
国民の皆様、今回のテロ攻撃でお分かりのようにこの国の現在の防衛力や情報力では防ぐ力がないと…スパイ天国とまで皮肉を言われてきた原因は国外工作員やテロリストに堂々と国を歩かせる隙を作らせてしまったかつての長期に渡る平和党政権なのです。我々は今こそ動く時なのです。
長期的な話をすれば自衛隊は国軍にして、可決された新たなスパイ防止法によって初の諜報機関設立も既に準備が整いました、その名もJBI.日本防衛機関です。公式発表はまもなくという矢先の出来事でしたが今後国民の皆様の支持の得られない場合は辞任覚悟も致します」
一方野党からは
《総理はとんでもない発言をしている、諜報機関の設立はともかく核開発や国軍まで必要か?我が国は憲法上戦争放棄した上条約でも守られてる国なのです。他国から激しい批判は浴びる上外交的関係を大きく崩してしまうし、国民の多くも核の所有など望んでおりません。今すべき事は被害地の復旧や遺族の対応、テログループの実態と逮捕することが最優先なはずであり、そして小野田内閣の無謀で危険な政策が今回のテロ事件を招いたと言えるでしょう、小野田総理は今すぐ辞任すべきだ》
一夜明けて
コンコン
「失礼いたします」
「どうなりましたか?」
「計画通り進んでおります。
与党側は多数賛同しており野党も強情な平和党は除いて今回のテロ攻撃でこちら側寄りな考えが多く引き込める票は多いかと思われます。
仮に引き込めなくとも与党側だけで十分可決は確実です。
可決後世論の動きが注目にはなりますが、世論調査でも総理の支持は落ちる様子はなくむしろ賛同意見が増えています。
この国も防衛力を高めるために必要だと…今度はミサイルが飛んでくるかもしれないのに今の体制じゃ反撃も守る事も出来ない等SNSでも第3次大戦や日本滅亡等もトレンド入りしておりより一層総理への指示は絶大になりつつあります。皇邸の方々への対応も手筈通りに……全てNGTのお陰ですね」
「お陰は不謹慎よ、
仮にも私の納める国で多数の死者が出たのです…」
「失礼いたしました」
「明日早速議会を招集させるわ。決議を急がせて動きなさい」
「テロ災害も対応してる防衛省や法務省はどうされますか?
両大臣も対応にあたってますが」
「そんなの形式調査だけさせてこちらを優先させなさい!
私が作成した報告をさせれば済む事わ、こちらに戻して」
今更野党がごちゃごちゃ言ってこようがもう全てが遅いのよ
「かしこまりました総理」
国民を味方につければ派閥の指導者気取りの老人どもや
陛下達も私を止める事は出来ない。
そう、力があれば何でも出来る……
そしてあの男も役に立ったけど知り過ぎた。
NGT残らず消して内閣新設諜報機関J.B.Iと防衛省に核は管理化に置く
表向きは今回のテロ事件の犯行グループの拠点を突き止め殲滅し、偶然発見された核兵器を国が管理することになったとういう筋書きで十分通るわ。
全ては計画通りねフフフ
《大輝視点》
《アアッ!ひろ・と…アンッ…イクーー》
《千尋イクぞ……アアッ!》
また俺らはヤリまくって気づいたら朝だった
前日にあんな事があったからこそ余計に求めてしまったんだろう……千尋はホムラを殺したのに…
それから数日、俺は千尋の部屋で監禁されてた。
「急にまたなんでだ?」
「僕らは首都に用事があって行きますが貴方は待機してもらうことになりました。
大翔は数日はここで我慢して下さい。」
「だから何故俺は独房なんだ?
なんか任務なら俺にやらせればいいだろ?井上に伝えろ」
「ご主人様の命令です。僕の心配なら大丈夫です。
来るならあの薬を今度こそ打たなきゃいけなくなりますよダークナイト……
警備兵みたいに命令にだけ従う感情も自我もなくすマシンと同じになるのは避けたいでしょ?一度打たれたら治せません……死ぬまでね…」
一生井上の奴隷になるは最悪だな
「分かったよ、でも陽加や悠里は?」
「悠里は独房よりはマシな部屋に移されてお風呂付きだよ。
まぁ逃亡は出来ない構造ではあるから自殺の心配もないよ?陽加さんは連れて行くそうです、本人は大輝に会いたい!って困らせてるそうです」
何故陽加を?自分から常に離さない為か?
俺が居なきゃ今のアイツは何しでかすか分かんねぇ
「なぁせめて悠里の側にいさせてくれ。
お前らが戻るまででいいし、アイツを安心させたい。
あと陽加をお前が見張っててくれ、自殺する可能性もゼロじゃない」
「……それは出来ません。
陽加さんの事は見ておきますから帰るまでは大人しく待ってて大翔」
ガチャン!
でもう2日は独房に入ったままだ……
小野田のババアがどう動いたか気になるな
核なんか持ったらもう二度と引き返せねし、友好関係国とも関係が悪化して下手したら戦争になるかもしれねぇ、そうなれば強硬派の小野田なら〇条改正もあり得る…そして第3次大戦の始まりだ……
ガチャ!
警備の奴が食事を入れた。後ろ向いた瞬間俺は飛び掛かり力が入る前に首をへし折った…グリッ!バタン!出血がない分隠す時間はある。俺は奴の装備を身に着けてマスクに防弾ヘルメットを着けた。
これで顔も隠れて警備してる隊員にしか見えない。
銃も拳銃1丁にM4ライフルか。カードキーも手に入れたし、まずは悠里を探そう。井上達もいつ戻るか分かんねぇからな
恐らく地下でなくこの階の部屋だが一人出てきて物陰に隠れてたら一つの部屋に食事だな、置いて出てきた。警備兵は下に降りていった。よし今だ
俺はカードキーで開けて入ったらやはり、怯えて見てる悠里が居た
「悠里、俺だ大丈夫か?」
「えっ大翔なの?その恰好…」
俺はマスクを外した
「逃げるために必要だったんだ、悠里こんな事に巻き込んだのは俺だ…お前を二度と危険な目に遭わせねぇと誓ったのに俺は……」
「大翔…全部説明してどうなってるの?千尋が生きてるって言う事も…
隠し事は嫌いなのは誰よりも知ってるでしょ?教えて」
ああ、よく知ってるさ
「まずは外に出てお前を安全確保させる、そしたら全て話す。
脱出できるチャンスは今しかねぇかもしれない、この中自体手薄で今ならぎげれる筈だからな」
それからドアの外へ出て監視カメラや警備を避けながら下に降りていった
何とか入り口前に一人いた。
「陽加ライフルを少しだけ持っててくれ、もしもの時は撃てサプレッサー付きで簡単には周りにも気付かれない。怖いだろうが躊躇うないいな?」
「そんなの……いくらなんでも」
「あそこの見張りを倒してくるだけだ、とにかく持っててくれ」
渋々だが受け取らせて俺は見張りに近づきもう一度首を絞めて多少暴れられて時間は掛かったがなんとか折った。
カードキーで開けて悠里を連れて外に出た敵兵を建物の間に隠して防弾ベストとヘルメットを悠里に着せた。
そして拳銃を渡して使い方を教えた。
本当はさせたくないが敵が敵だからなぁ身を守るには悠里も武器を持たせる必要がある……
「これからどうするの?歩いて逃げれるのかな?」
「いやっここは人里からかなり離れた基地だから歩くと相当時間も掛かるしお前の体力が持つか分からないのと山は危険も多い、車があった筈だ、この前使ったのがな」
裏側から警戒はしながら歩いた。
車はJの本部に行った時のがあった。
ドアには鍵はしなかった。
だがショートさせてエンジン掛けるしかない
車に乗り込み何とかエンジンを付けた
「エンジンはついたからお前も免許あったな?運転して首都に戻れ、但し車は乗り捨ててある場所まで行ってほしい」
「えっなんで?大翔は行かないの?」
「俺にはまだやる事があるんだ、人質という切り札がなくなった今俺は自由に動ける。頼むから早く行け」
もう会えないかもしれない悠里………
「説明は?話すまでどこも行かないよ!」
本当に頑固だな……
「分かった、始まりは陽加が家出してからまで遡るがいったんエンジンは切ろう聞こえたら困るからな」
で結局長い経緯を悠里にも全て話す事になった。今日までの全て、つまりまた人殺しを行ってきた事も……
悠里は静かに聞いていた
「千尋はもう俺達の知ってる千尋とは言い切れない、稲葉としての人生がまだ心にあるしアイツに執着してるというか死すら恐れてねぇんだ。」
「皆変わってしまったんだね大翔も……で陽加ちゃんは助けたい、でも千尋はどうするの?」
「千尋はアイツ次第だが味方にも敵にもなりえる…下手したら」
「俺は敵じゃないと信じたい大翔もでしょ?」
悠里もう俺は正直人を信じる自信はない……ホムラもアイツは顔色一つ変えずに撃ちやがった。
記憶がありながらな……
「とにかくお前は政府の裏まで知ってしまった、あのままだと殺されるのも時間の問題だっただろう、さぁ俺は残るが言った場所に行け、今は自宅や知り合いに接触はするなよ?」
「駄目だよ大翔!一緒に逃げようよ?」
「悠里……陽加と付き合いながらもお前の事1日でも忘れた日はない。会える保証は出来ないが悠里が大事に思ってる。今は俺の言うとおりにしろ、もう失いたくないんだ」チュッ
「分かったよ大翔、愛してるから帰ってきてね?」チュッ
俺はエンジン掛けて車を降りて悠里は行こうとしたが……その瞬間
パン!パン!
チッライトが一斉に照らされた……遅かったか
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