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Classmate 10

「……え?って……、なに……」 ふーっ、ふーっ、と息が上がったまま悠斗を見上げる。悠斗の顔はまだ至近距離にあるから、表情が見えるが、明らかに動揺していた。 「……ねぇ、誰と間違えたの?……真琴って人?そういう関係だったの?」 「……いや、違う……違う……けど……」 「……けど?」 「……正直、俺の指の味はどうだった?」 狼狽えた表情から、急激に表情を変えた悠斗が猛禽類を彷彿させるような、ギラついた色を表情に浮かべていた。寝ぼけ半分でも、記憶が蘇ってきたようだった。 「良さそうだったよなぁ。だからキツかったわけだ。でもイけたってことは良かったんだろ?」 「……森下……?」 「大丈夫。コレはよくある事故だ。てか、キツくて良かったな。だいたい俺に興味を持つやつはアナニーしてんだけどな。」 短パンをずらして!悠斗は勃たせて反り返った自身を伊織の目の前に見せつけて、片方の手を取って触らせる。 ――デカっっ!! 「……凶器……」 「入れてねぇじゃん。それとも欲しくなった?」 ニヤニヤしながら聞いてくる。 「こんなの入んないし、そもそも女じゃないし」 「女でも男でもイキまくってるけど?男の方が目に見える分、楽しいけどな。途中から夢中になって自分で腰振ってるぜ?俺、誘われたらほぼほぼ断んないからさ。別に今日は食うつもりで連れてきたんじゃないけど。送ってでも帰すつもりでいたし。さっきも話したけど、この家のルールは姉ちゃんだ。姉ちゃんが泊まれと言えば泊める。でもさ、寝込みに声掛けてきたら誘われたと思うじゃん?しかも反応が超俺好み。」 「……下半身が緩そうには見えなかったんだけどな……あぁっっ?!」 慌てて口を抑える。悠斗の指が動いたことで、馴染んでいたそこにまだ悠斗がいたことを知らせてきた。 「な?まだ、指挿入ってんの。ココ、気持ちいいだろ?このイイトコだけでイってみようか。指だけでどれだけ耐えられるか。賭けしない?」 「……賭け?」 「そぅ。30分でいいかな。後孔(アナル)だけ指で自由にさせて?その間に3回以上イかせることが出来たら、俺の勝ち。徹底的に嫌がりながら俺に抱かれて?我慢出来たら三島の勝ち。縁を切るなり、元の友達に戻るなり好きにしていいよ。」 「……なんで嫌がりながら?」 「三島の泣き顔見ながらガンガン突いてみたい。さっきも言ったけど、反応が超好み。付き合えとか重たいことは言わないし、特定の相手を作る気はないから、逆に本気になられても応えられない。1回それでヤらせてくれたら、もう迫らないし、大切にしてくれる人のところで、平和に恋愛をした方がいい。 だけど、その1回の時は声を思いっきり出せるようにホテルでも使うか。罵倒したいだろ?それにさっきだって嫌だったんだろ?嫌がってんのを屈服させて自分で気持ちよくなっちゃうの見てんの楽しいし、お前の泣き顔が腰にクる。」 「……変態」 「ははっ、ただの性癖だろ。だからってレイプするのが好きなわけじゃない。気持ちいいのを我慢して耐えてる姿って、健気で可愛いじゃん。もし、後孔だけじゃなくて、他に触って欲しいとこあるなら聞くよ?俺からは他の場所は触らない。とりあえず感覚だけ確認しておくと良いかもな。首筋は撫でるならこんな感じ、舐めるならこう。あと感じないと思ってるだろうが、男でも感じる人は最初から感じるし、弄り倒せば乳首だけでもイケる人もいる。舐めたり軽く噛むだけでも感じる人は感じる」 そう言いながら舌を這わせ、甘噛みする。 「……あとは……ここ。舐めるでも扱くでも言われた通りにする。言われたからには徹底的に可愛がるよ。ただし、自分で触るのはダメ。」 ベッド脇の小さなライトをつけて、スマホのタイマーを設定して画面を伊織に見せる。 「じゃ、スタートするよ?」 ピッと音をさせてカウントダウンが始まった。

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