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Classmate 11

指の隙間からローションを注がれて奥へ奥へと指がそれを運ぶように動いたかと思うと中が熱い。さっきはそんな感覚はなかったように思う。グチュグチュと音を立てて内壁を擦り上げ、中を広げていく。 不規則に動いてた指が弱いところをグイッと押してくると、急な射精感が増す。伊織だって性に興味がないわけではないから1人で処理したことだってあるけれど、それよりも強烈な、躰の内側から直接扱かれている感覚…… 指が体内から出ていくような感覚にも気持ちよさが伴う。躰の中を直接触られることに慣れない躰がどんどん馴染んで行くことに不思議さを感じながら、どんどん感覚が鋭くなっていく。 指が増えたこともわからない状態のまま、焦らされては刺激されることを繰り返している。そんな状態のままなら、30分耐えられるような気がしていた。悠斗が本気ではないのだ、と思った。たまたま、寝惚けて真似事をしてしまっただけなんだ……高校生特有の見栄でこんな賭けをして、強がってみたけれど、本気で男を抱くつもりなどないのだろう。 「ゔっ、あっ、なっ、なに……?」 「なにって……エッチなことしてるんだから、そういうことだよ?」 足されたローションのヌメリを借りてマッサージをするように弱いところを押したり撫で回したりしながらイキそうでイケないラインを攻めてきた。 「……ぅん……あっ、はっ、あ……」 気持ちいい、気持ちよくてイきそうなのに刺激が今ひとつ足りない。感じるところを刺激されれば、勃起もするし、触られないペニスが寂しく揺れている。グイグイと押されながら、腕の動きを早めていくと、本当に犯されてるような気分になってくる。 「……はっ、やっ、やぁ、んッ、」 「……ほら、やっぱり気持ちいいんじゃん」 耳元で、低く色気のある声で囁かれた瞬間、プツッと目の前がスパークした。 肌の上に熱い飛沫が飛び散り、1回目をカウントされた。完全に柔らかくなったその場所に遠慮なく指が抜けるギリギリ届く範囲で粘膜を擦りあげる。それが気持ちいいのだと躰が本能で理解すれば、落ちていくのは早かった。苦痛はなくなり、快感だけを拾っていく。 すでに2回射精してる躰はその次をもたらしてくる前にそこが張り詰めて出したいのに出せない、扱きたい気持ちで頭がいっぱいになり、無意識に手が伸びた。それを悠斗は掴んで止める。 「自分で触るのはダメ。扱きたい、舐めて欲しいなら言ってって伝えたよね?」 「……イきたい……イかせて……触って……」 「……可愛い……」 中を擦る指も休まず、反対側の手にもローションを使ってペニスを扱くと、可愛い声を上げて2回目を吐き出した。1度許可が降りたものは取り消せない。そのまま下半身を自由にする権利を与えられた悠斗が少量の3回目を吐き出させるまでそれほどの時間を要さなかった。 「……も……3回……も……出ない……」 「やめて欲しいの?」 「だって……出ない……」 「でも気持ちいいんだろ?」 「……気持ちいい……」 「イくのが嫌なら、全身で気持ちよくならない?感じるところを探させてよ。いい?」 「……ん……」 1度下半身から手が外れるならなんでもいい、これ以上出すことは体力的にも無理だと思った。が、そこから全身に舌が這い回り反応が大きく出たところは集中して責められた。もう、声なんて気にしていられなくて、ひたすらに喘いでしまった。 「……あ〜、これノーカンにしといて。どうせ飛んじゃってわかってないみたいだし……」 ゴムを手早くつけるとそこにローションを垂らして塗りこめるように扱いてから、伊織の後孔に宛てがい、ゆっくりと挿入していくと 「あ……あ……あぁ……や……」 「なにが『や』だよ。満足そうな顔して……」 腰を進めていくと、指では届かない場所からきつくなっていく。ある程度まで入れたら、初回はそこまでにしないと色々と後処理が大変になる。本当は全部埋めたいが、両親、姉弟が寝てる家で、防音仕様の部屋にはなっているが、完全では無い。誰かが起きていたら喘ぎ声は聞こえてしまうだろう。伊織は女性的な高さの声を出す。男でも喘ぎが激しくなく、吐息のような声だったり、それほど大きく喘えがなければ気付かれないかもしれないが、すでにぶっ飛んでて、初体験でこれ以上の無理はさせられない。 けれど、自分がイけるだけの律動で最初から飛ばしてしまえば、もう、逆にか細い声で、このまま腹上死してしまうんじゃないか、と思うほどで、その目は閉じられているものの、生理的な涙が溢れていた。 ――コイツは本当に厄介だ その涙にゾクッとした時、 「……ぁ……イく……」 「……いい子、一緒にイこうか。ほら、イけ。」 と強く突いてやると簡単に躰を震わせた。 「ぁ……ぁぁぁ……」 「…………っっ!!」 ビクッと震える伊織の躰からはもう何も出ないがその中の内壁は、悠斗から搾り取るように動いている。コンドームをしているから直接は注いでいないが、その動きに引き摺られてそのまま吐き出した。 伊織はそのままブラックアウトして気を失うように堕ちていった。 「……本番の日はたくさん中に注がせてね。その前に大変な作業もあるけど、恥ずかしい思いしてたくさん嫌がろうね〜。メスイキさせたまま一晩中、可愛がるから……残念だったね、もう、女は抱けないかもしれない。でも、おまえはモテるから見守り隊の人たちに、替わる替わるセックスしてもらえる幸せもんだよ〜。 俺みたいなのに捕まっちゃって可哀想に……ククッ、大学行ったらヤリサーでも入るか。女にペ二パンで犯してもらうのもアリだな。乱交パーティで、三島が犯されるの、めちゃくちゃ見学してぇ〜……それとも、コイツの親衛隊唆すか……?どんな表情してくれるんだろ。」

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